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読書は電子書籍より紙の本がいい

はじめに

昨年7月にKindle端末を購入し、Kindle Unlimitedを利用して読書を始めた。Kindle Unlimitedを半年余り使ってみて、自分の読書に対する考え方を確認することができた。そして、自分には電子書籍より紙の本が向いていることがわかった。


使い始めたきっかけ

Kindle unlimitedを使い始めたきっかけは、購入したKindle端末に3ヶ月無料のKindle unlimitedが付いていたこと。これまでほとんど本を読まなかった自分が、月3冊程度だが本を読むようになった。この機会に読書習慣を身に付けようと思い、Kindle unlimitedを3ヶ月の無料期間が終わった後も継続した。

そもそも、Kindle端末を購入することになったのは、iPad miniで読書を始めたが意図した使い方ができなかったからだ。iPad miniはGoodnotesアプリで手書きメモをするために購入したが、軽量コンパクトなボディを活かしてKindleアプリで読書をしてみたいと思った。iPad mini画面を横向きで二分割表示にして、画面左半分にKindleアプリ、右半分にGoodnotesアプリを表示させ、読書をしながら手書きの読書メモを書いた。iPad miniは画面が小さいので画面を二分割表示にすると画面が非常に狭くなり使い勝手が悪かった。そこで、iPad miniは読書メモ専用で使い、読書はKindle端末を使うことにした。

やめる理由

半年余り使って、Kindle unlimitedを解約した。最初は、読書習慣を身に付けようと、かつてない量の本を読み出したが、元来、自分にとって読書は趣味ではなかったので、だんだんと読む量が減ってきた。Kindle unlimitedは読書習慣を身に付けようという目的で利用していたが、いつの間にか、Kindle unlimitedのサブスク課金を無駄にしないように半強制的に本を読んでいることに気が付いた。読書の目的が本末転倒な状態になり、このことがストレスになっていた。

自分の場合は、Kindle unlimitedで多くの本を読むよりも、本当に読みたい本が出てきた時に購入して読むやり方が合っている。

読みたい本とは

今現在興味があることについて書かれた本でないと読む気が起こらない。図書館やAmazonで読む本を探すとき、興味がない本は背表紙のタイトルの文字が模様のように見え、視界から外れていく。

興味のある本は、背表紙のタイトルに目が釘付けになる。タイトルが気になれば、本のカバーや帯に書いてあるキャッチコピーを読む。さらにAmazonでは本の紹介文を読み、内容が気になれば、目次を見たいという気が起こる。目次を見て面白そうと思えば、「はじめに」や「まえがき」を読む。そしてようやく、読みたい本が決まる。

自分は新刊へのこだわりはない。旧刊なら紙の中古本が出回っており、電子書籍よりも安価で入手できることが多い。それよりは、まず無料の図書館を利用しようと思う。

電子書籍から紙の本へ

電子書籍は電子データなので物理的な制約がほぼない。そのため大量の本を管理したり持ち運ぶことができる。自分には本棚が必要となるような量の本は要らないし、同時に読む本は多くて2冊程度なのでそのメリットはほとんどない。

また、電子書籍はマーキング、メモの記入、辞書などの機能がある。自分の場合は、読書メモについては別のメディアに書く方が作業性がいいし、不明な用語は別のデバイスでググることが慣れている。自分には電子書籍の機能や操作性は便利とは感じない。

読書は電子書籍より紙の本の方が読みやすい。紙の本は内容が自然と頭に入ってくるように感じる。紙の本はページをパラパラめくって、ページ間を自由に行き来できる操作性とスピード感に、電子書籍のようなストレスがない。そして、紙の柔らかい手触りが好き。紙の本で読書をすると癒しも感じる。

おわりに

紙の本を読みながら紙のノートに読書メモを書く。本を読むことは「インプット」だが、読書メモを書くことはアウトプットではなく、まだ「思考」の段階である。そして「アウトプット」は、思考がまとまったあとにテキストで記事を書くこと。

つまり、インプットと思考はアナログで行ない、アウトプットはデジタルで行う。
この使い分けが、最も効率良く生産性を上げることに気付いた。

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