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【日本史7】鎌倉史備忘録33

鎌倉時代の学習を深めていきます。

本日の学習は、

①鎌倉時代の日本の領土意識は日本の東を外ヶ浜(青森県東津軽郡から青森市にかけての地域)、西を喜界島(鹿児島県奄美諸島)、北を佐渡(新潟県)、南を土佐(高知県)と認識していた。

②蝦夷地(北海道)と琉球(沖縄県)はここに含まれず異界であった。
蝦夷地への玄関である津軽地方の十三湖(青森県)の周辺に
十三湊と呼ばれる港湾都市を築いた。

③十三湊を中心にアイヌの人々と交易したと推測される。室町時代に入ると飛躍的に発展した。繁栄を支えたのは北条氏の代官であった安藤氏であった。

④鎌倉時代の末期には蝦夷反乱を契機として安東氏に内紛が起こった。宗家と庶家の所領をめぐる争いは収拾がつかず幕府が追討軍を派遣する事となった。

⑤琉球は11世紀に海産物を中心とした貝塚文化が終わった。
農業や鉄器が普及した。ここから琉球各地に按司、テダと呼ばれる支配者が出現した。戦闘用城砦グスクが建設された。

⑥当時の琉球はグスク時代と呼ばれた。支配者同士の争いが行われグスクは増えていった。この時代はまだ琉球王国は成立していない。

⑦中国情勢の変化により貝塚文化からグスク時代に移行していったと考えられる。この頃中国北方では金(女真)の南下によって宋が南へ追いやられた。

⑧宋が支配した中国南部の影響が琉球や東シナ海の国に及んだと考えられている。後の琉球王国では明王朝と薩摩藩と関連性が深くなる。

■参考文献 『1冊でわかる鎌倉時代』 大石学 河出書房新社

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