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【歴史概要32】アフリカ諸国独立の話

①アフリカ諸国で第2次世界大戦以前に条件付きで独立できたのは、リベリア(1847年以来)、エチオピア(大戦中にイタリア併合)、南アフリカ連邦(イギリスの自治領)、エジプト(スーダンともにイギリスの保護国)だけだった。

後の諸国はヨーロッパの植民地となっていた。

②植民地は人工的に線引きが行われており、まっすぐな国境線が多い。セネガルに囲まれたガンビアという国があるがさほどの違いはない。しかしイギリスとフランスの植民地である理由で2つに分かれている。

③第2次世界大戦後に地中海に面したアフリカ諸国が独立が続いた。サハラ砂漠以南の独立は1957年にガーナから始まった。1960年代には17のアフリカ諸国が独立を果たした。

国連は1960年をアフリカの年と評価した。

④アフリカの年を前後してイギリスやフランスの植民地はなくなるがポルトガルやスペインの植民地が独立を果たすのは1975年である。南アフリカ共和国のアパルトヘイトという人種隔離政策が終わるのは1991年となる。

■参考文献
『ライバル国からよむ世界史』 関 眞興 日本経済新聞出版社

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