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ベトナムの北で、アジア情緒を感じる

最近PCの具合が悪い。まめにバックアップようと思い、外付けドライブをつなぐ。そこには昔の旅先の写真データがおさめられているものだから、ついついクリックしてしまう。

ベトナムを訪れたときの写真だ。

ふいに休暇がとれたので、オフシーズンのベトナムを旅先に選んだのだった。雨季なので、夕方になるとバケツをひっくり返したような豪雨に悩まされた記憶が蘇る。もう10年前になるだろうか。

ベトナムは南北に長く伸びている。

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地図:外務省ホームページより

訪れたのはハノイとホーチミンの定番2都市。

南部のホーチミンは「東洋のパリ」と称される、美しく洗練された都会。フランス統治時代の名残が残り、郵便局も劇場もフランス様式を思わせる優雅な建物だ。

だけど、思いがけず心を揺さぶられたのは、ハノイの方だった。

北部にある首都ハノイは、ベトナムっぽさが色濃く残っている。

例えば。

鮮やかな原色が多用されているのに、なぜか下品にならず、エキゾチックで美しい。

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「ノンラー」という木の葉でできたベトナム特有の帽子をかぶっている女性の姿がすんなり景色に溶け込んでたり、

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女性がわき目もふらず働いているところも、ベトナムっぽい。

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さまざまな生き物の匂いが重なり合う、生命力溢れる市場も、

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筋金入りに屋台好きで、ワイワイと入り浸るところも、

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移動手段がバイクなところも、またベトナム。

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ちなみにこちらはホーチミンのバイクラッシュ。

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世界遺産のハロン湾だって情緒で溢れてる。荘厳でも神秘的でもない。外国なのに妙に落ち着く空気。

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アジア人なら湧き起こされるであろう郷愁感がそこにある。

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ノンラーをかぶったベトナム女性が、古い小道を自転車で駆け抜けていく。

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たったそれだけのことなのに、心に懐かしい風が吹く。不思議なハノイの街。

















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