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ジャズとファッションで考えてきた自己変革について(まとめ)

何かを始めるのに遅すぎるということはない


趣味という自分の好きなことを楽しんでいく過程で 歴史・起源・時代背景そして経営理論などを調べる『俺流”芋ずる式”勉強法』で もっともっと 広く・深く 勉強していこうと決めました

ジャズやファッションを題材にして書いてきた 自分なりの考え方を ちょっと整理してみます



VUCA時代の意思決定は『直感が熟考に勝る』


サラリーマン時代から クライシス・マネジメント(危機管理)という観点だけは真面目に勉強してきました


官僚や役人 コンサルタントの先生の多くが

「BCP (Business Continuity Plan)事業継続計画の策定は必要不可欠」

と訴えてきましたが


3.11東日本大震災後に㈱NTTデータ研究所が行った調査結果(対象:gooリサーチクローズド調査(ビジネスモニター)1000人)

「BCPは一部機能したが、問題となる部分はあった」(62.7%)「BCPはまったく機能しなかった」(3.0%)と合わせると、約3分の2の企業が 既存のBCPでは「問題があった」または「機能しなかった」 との認識を持っていることがわかった

全く機能しない 策定したことがゴールである ”なんちゃってBCP” しか策定していなかったんでしょう


私は BCPの策定を否定するつもりはないのですが 想定したこともない危機状況に陥った時には 

リアルな統率力【リーダーシップ】 誇り高き服従心【フォロワーシップ】
で一致団結して 復興に向けたアクションを起こすしかない

と思っていて 想定していない状況で策定したBCPは 極端に言うと

『従業員とその家族の安否確認方法と連絡方法』が記載されていて 従業員全員に徹底されていれば十分で ペーパーではなく HPやアプリ で確認できるモノであれば十分なのかもしれません


危機状態下において 「事業をどうやって立て直すか?」といった体制整備は 経営陣などのリーダーが考えればいいことで 臨機応変に的確な指示が迅速に確実にフォロワーに伝わればいいだけです

こんな時には 過去のビジネス・フレームに当てはめて考えたり 時間をかけてデータを分析したりするこではなく 

リーダーは 『直感』 による意思決定 しかないです



マイルス・デイヴィス曰く

「もしミントンズ・プレイハウスのステージに立って何も演奏できなかったら、お前は客に無視されたり罵声を浴びせられて辱められるだけでなく、店から蹴り出されるぞ」
何かがおかしくなりはじめた時に指摘してくれる人間を人生で一人でも見つけられれば とても幸運だ


【フォロワーシップ】の前に 誇り高き服従心 とつけているのは?

リーダーに正確な情報を伝えることが重要なのであって 変なバイアスによって歪められた情報は無駄でしかありません

そして リーダーの判断が間違っていると思う時には 堂々と進言することです



カウント・ベーシー曰く

バンドで大切なことがなにかわかるかね?実は音楽なんかじゃないんだよ。一番大切なのは、人間というものを学ぶことなんだ。


即断即決の“思考術”【“OODA”ループ 】へのバージョンアップ


PDCAも必要とは思いますが VUCA時代は アメリカ空軍大佐のジョン・ボイド氏が戦闘機パイロットの経験に基づいた【思考術】である【OODAループ】の方が 現状に合っていると思います

『的確な意思決定』『迅速な行動』によって確実に目標達成できる“一般理論”として欧米で認められるようになったフレームワークです


この【OODAループ】の詳細は いなきみきや@価値創造コンサルタント&感性クリエイター/(株)ラフ・ダイアモンド💎代表取締役さん の投稿をご参照ください


チャールズ・ミンガス曰く

単純なものを複雑にするのは、ごく普通のことだ。複雑なものを単純に、とてつもなく単純にすること、それこそ創造というものだ。


コミュニケーションの肝は”インタープレイ”


ビジネスは 厳しい選択を迫られる ”限定合理性” の世界です

限定合理性とは 合理的であろうと意図するけれども、認識能力の限界によって、限られた合理性しか経済主体が持ち得ないことを表す(Wikipedia)

インターネットによって 多くの情報が瞬時にして入手することが可能になりましたが その情報を精査して 正しい情報と間違った情報 を見極める能力が必要です

ビジネス現場において 「誰が言ったか」ではなくて 「何を言ったか」が重要で 上司の顔色を窺う 仲良しクラブ感覚 の ムラ組織ほど 誰かのバイアスによって情報が歪められ 事実が分からなくなってしまいます


人には”相性の良し悪し”というものは絶対にあるとは思いますが ビジネス現場において メンバー間の ”インタープレイ” という概念だけは 忘れてはいけないものです


interplay = 相互作用、交錯
あるプレーヤーのインプロヴィゼーション(即興演奏)によって 他プレーヤーが触発されて 同じようにインプロヴィゼーションを返すことで 個人間で競合・共鳴・調和を繰り返しながら お互いのパフォーマンスを高め合うことで 組織としての最高のパフォーマンスに結び付ける感性

 

これが コミュニケーションの 肝 になると思います


チャーリー・パーカー曰く

音楽は君自身の経験であり、君の思想であり、知恵なのだ。もし君が真の生活を送らなければ、君の楽器は何も真実の響きを持たないだろう。


DX・リモートワークが進まないのは人の問題


何か新しいことを始めると 必ず反対者と抵抗勢力が現れるものです


この抵抗勢力は?

「時期尚早」「前例に無い」といった理由付けしかできないリーダー

肩書大好きな既得権益を死守したい中途半端なガラケー昭和感覚役職者


「リーダーの仰る通りです」と ユニゾンでハモることしか出来ない

”権力者に縋りつく”同調圧力軍団 のフォロワー


によって構成されています


こんな人々の 脳内革命は極めて難しいことですが この最大の障壁を作り出している ママゴト集団を崩壊しなければ 組織改革は進まないでしょう


そんな事例として 🔥おじさんDX🔥さんの投稿をご参照ください


アート・ブレイキー曰く

僕らがすべきことは、人々を幸せにすることなんだ。音楽ってのは黒人のものでも白人のものでもなく、みんなのものさ。僕はそれを誇りに思ってる。


企業変革といった 大命題を掲げてディスカッションしようとしても 白熱した議論にはならないでしょう

上司の機嫌取りが目的の 飲みニケーション なんて 無駄です


こんなテーマからのブレストは いかがでしょうか?



企業変革の第一歩は自己変革


何が難しいかというと 自分を変える ことは 難しいことはないかもしれません

一番付き合いの長い自分という人間を 自分が変えなければいけないので 自己変革の必要性は分かっていても 簡単なものではありません


私のような天邪鬼人間は 他者からの「こんなことから始めてみたら?」「こんな方法を試してみたら?」といったアドバイスは参考にはするのですが 素直に受け取れないことが多かった気がします


そこで 『趣味という好きなことを楽しみ”ながら”』 という”ながら”勉強を始めたのですが そこで最初に思ったのが?

ということだったんです


そして 出会った 最高のファッショニスタ の

● 上質な服をエレガントに着こなす

● 色彩感覚を磨き、色のハーモニーを奏でる

● 武器は持たない。軍靴を履く代わりに平和のステップを刻む

● 気取って歩き人を魅了する

● 他人を認め、他人を尊重し、他人に敬意を払う

● 個性を大事に、誇り高く生きる

子どもたちにも憧れられる 精神 でした


この教えで 

となり スーツの着こなしのヒントは?

と言いだすようになりました


オープン・イノベーションの勧め


同じ企業内の 同じ思考方法のメンバーによる 部分最適 を積み重ねていっても 全体最適になりません


ここは 楠瀬啓介さんの 次の投稿をご参照ください


シュンペーターの”新結合”に代表されるように 企業は『知と知の組み合わる』で 新しい知 を生み出すのですから 

オープン・イノベーション

は 必要な方法と考えます



マイルス・デイヴィス曰く

音楽は競争じゃない。協調だ。一緒に演奏して、互いに作り上げていくものなんだ。
そこにあるものではなく、ないものをプレイするんだ。知っていることではなく、知らないことをやる。変化しなければいけない。それは呪いのようなものだ。
必要なのは才能じゃない。練習、練習、練習、それだけだ。


今回のまとめ


今までの 当たり前 常識 と考えられていたものが 通用しなくなってしまった VUCA時代において 

正解が分からない問題に取り組まなければならない場合は

何の根拠もない「直感」であったとしても それを やって確かめて「論理」に結び付けていく

そんな 考え方で 即 アクションした方が 上手くいくような気がします


本来的に役に立つものは目に見えない 

“無用の用”


コミュニケーションの 肝 は?

インタープレイ



そんなものでは?



今宵は この曲で



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