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私の昔のはなし


#転勤 #別れ#出会い#友達#学校


3月ももう終わり4月。

この季節は転勤、転職、卒業、入学など、人の移り変わりが激しい。

私の中で封印していたのか、遠い過去の記憶で忘れていたことがあった。
それは、転勤族で『転校』が多かったこと。

忘れていたようで忘れていなかったのか不思議な感覚である。

最近、何かで読んだのが、昔やっていたこと、好きなことを仕事にすると良いと書いてあったため、振り返ってみた。
振り返りをしたら、私は転校をたくさんしたなぁと思い出にたどり着いた。

初めての『転校』は小学3年生だった記憶。
父親の転勤時期によっては、ちょうど期の終わりのこともあれば、途中のこともあった。

『転校』の経験がない子は、うらやましいと言う子もいた。

でも、私にとって初めての転校挨拶はドキドキ。

「○○から転校してきました、○○です。よろしくお願いします。」
定番の挨拶ではあるけれど緊張するものだ。

興味津々な子は、私の周りに寄ってくる。そして質問攻めにあう。

前の学校はどんな学校だった?
前住んでいたところは?
好きな遊びは?

それも最初だけだが、最初はいろいろ答えなきゃいけないからエネルギー消費がすごかった。
それは、日にち薬で、数日たてば、まあまあ普通の生活になる。

溶け込んだという意見もあれば、私が線を引いている、気持ちをガードしているせいで、人が近寄らなくなっていくのだ。
私の性格に問題があったのだろう?
小さい頃の私は友達に素直に接することができなかった。
もちろん、1回目の転校は失敗。普通に時間が流れた。
中には陰湿ないじめをする子もいたけど、私は黙り通した。誰にも相談してない。
次は中学1年生の終わりに転校。

前の教訓を活かすため、次はもう少し心を開こうと努力する。
最初は、なんとかやり過ごせるが、途中からはやはり燃料切れになり、本当の私に戻る。

そうすると友達だと思っていた友達も離れていくのだ。
わかりやすい。
私はそうして友達付き合いをしてきた。

気を使わず人と接して気づいたこともあった。
飾らない私を理解してくれる本当の友達が残ったということ。

中学を卒業して高校に上がったら次はまた嫉妬なのか、仲間に入れてもらえない。
40人クラスに女子9人。女子が男子に対してかなり「かわいさ」「女の子らしか」を使う。
これが嫌いで、だから、女子からは仲間に入れてもらえなかった。
かなりきつい高校生活だったが、「絶対、彼女たちより良い大学に進学する」と決めて頑張った。
彼女たちは男子の前では、天使みたいな態度を見せていたが、私に対しては悪魔のような真逆な姿をみせた。
そうそう簡単に隠し通せるものでもない。
途中で、私に嫌がらせをしている姿を男子に見られるという事件もあって、ある意味おもしろかった。

さばさばした性格だったから、私は男子と普通に話していたのも、彼女たちはおもしろくなかったようだ。

希望の短大に進学が決まり、彼女たちより偏差値が少しだけ高い学校に受かったことで、なんだかいじめられてきた学校生活にもピリオドがうてた。

短大に入ると人間関係が本当に楽になった。
なんて自由なんだろう。
気の合う友達と好きなように過ごした。

就職してからは、真逆な毎日が待っていた。
気を使う毎日。
そんな毎日を何十年も続けてきた。
途中からは、やっぱり私の好きなように仕事してきたこともあるけど。

この先、また人間関係で気持ちが折れることもあるだろう。
転校という貴重な体験をしたはずなのに、なぜか活かせていない。もう少しお世辞が言えたらいいのにと思う。

私の昔のはなしから脱線してしまったが、私にも本当に大切な友達はいる。
貴重な友達だからこの先も大切にしていきたい。

🍀最後までお読みいただきありがとうございました🍀🌈

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