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他人との距離

もう高校生になった
かわいい三男は、
小さいころから
他人との距離がちょっと近め。

小学生時代に
サッカー少年団に入っていたのだが、
見守りながら親切にしてくれる
お母さんたちのことを、
「おかあさーん!」
と呼んでいた。

「◯◯くんのおかあさん」
ではなく
いきなり
「おかあさん」だ。

親切に世話してくれるから
「おかあさん」なんだそうだ。

いや
キミのお母さんは
わたしなんだがね…


この
とんでもないゼロ距離で懐に飛び込む感じが
友人の母たちの母性本能をくすぐるので
とても喜ばれ、
三男はみんなからかわいがられていた。

たぶん彼は、
人との距離が近すぎて、
自分の家族と友人の家族の境界が
曖昧になってたんだと思う。


と、
三男のことをおもしろがっているわたしだが、
わたし自身も
他人との距離は
近めなほうだと思う。

母ほど年の離れているひととも
近所のおじいちゃんとも
仲良しの友達になる。
先生とも
友達になったりする。
PTAでも
知り合いを通り越して
すぐ友達だと思う。
友達と友達は回り回ってみんな友達、
みたいな感覚もある。
(さすがに三男のように
いきなり親子になったりはしないが)


なので、
PTAなどで役職名で呼ばれるのは
苦手だし嫌いだ。

◯◯さん、
じゃなくて
◯◯会長、
って呼ばれたりとか。
会長様
なんて呼ばれることもある。
これ、
一線をひかれてるみたいで
とっても居心地が悪い。

もー!!◯◯ちゃんでいいよ〜
わたしとあなたは
友達だからね〜
とタメ口で言いたくなってしまう。



他人との距離感に敏感な
女子中学生である娘からは、
一気に距離を詰めるようなわたしの言動は
よく
叱られる。

空気読まなすぎ、
迷惑、
それは言っちゃダメ、
など。

へーそうなのか、
と、勉強になります。

娘の助言、
ありがたいのぅ…
老いては子に従えと言うもんね…
(ほんとに言う事聞くかどうかは別)

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