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#24 緊張してもいい!〜世界一に導いた栗山采配の考え〜

見事世界一に輝いた侍ジャパン!
戦いを終えた選手たちは昨日無事に帰国し、記者会見も行われました。

その後、栗山監督が各メディアに生出演。
中でも印象に残ったのは、報道ステーション。

30分以上にわたる出演で、大谷選手やダルビッシュ選手とのやり取り、チームをまとめるリーダー論、今後の日本代表の未来までかなり込み入った話までされていて、見ごたえ十分のインタビューでした。

その中で、決勝戦の継投について問われたシーンがありました。
先発今永投手のあと、2番手戸郷投手・3番手高橋投手と国際経験の少ない若手ピッチャーを大胆に起用していきました。

「非常に緊張する場面で大胆に若手を投入したが、いかがでしたか?」
そう問われた栗山監督の答えは
「全員緊張するんですよ。若い人たちも経験ある人も。だったら、ボールに勢いがあって、プラスアルファが生まれるような人、若い人をいったほうが可能性が高いという、僕の逆説的発想というか。」
「緊張は皆するので。めちゃくちゃするので。であるならば、緊張して、思いっきり力が入った状態でどうなるんだろうって見た方が良いのかなと思いました。」

緊張するな!と選手を委縮させるわけではなく、緊張する選手たちをのびのび、なるべく本来の力が出るようにするためにはどうしたら良いか?
常に選手ファーストで戦い抜いた栗山監督の考えが垣間見えるやりとりでした。

この考え方は人生の色んな場面でも生かせるなぁと思いました。
困難な状況に置かれたとき、それをただ乗り越えようとするだけでなく、その状況を受け入れたうえでベストを尽くすためにはどうすれば良いかを考える。
緊張や不安を真正面から受け入れることも時には大切!
ということを栗山監督が教えてくれました。

今大会をもっての勇退が報道されている栗山監督。
まずは、本当にお疲れさまでした。
あなたの言った通り、野球の楽しさ・素晴らしさを肌で感じました。
選手たちと同じように僕も野球少年のようにテレビを食い入るように見ていました。
栗山ジャパンの戦いをこの目で見られたことは一生の誇りです!

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