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本は、宇宙の容れ物です

文字が連なり本として立ち上がる過程を辿る紙芝居です。タイポグラフィは、宇宙をつかまえる行為だと思う。

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ここに、日本語の短いテキストがあります。

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日本語の文字は、「仮想ボディ」と呼ばれる正方形の容れ物に収められています。

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ここでは、この正方形を一文字ととらえていただきましょう。

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文字が直線的に連なることで「行」ができます。横組みなら横に。縦組みなら縦に。

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横組みの「行」は上下に連なります。

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ズームアウトしましょう。文字が無限に連なっています。

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さらにズームアウト。気が遠くなるほど広がる「文字の宇宙」です。

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「文字の宇宙」をトリミングします。これが本の「判型」です。「ページ」と呼ぶこともあります。

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判型を、さらにトリミングします。これを「版面」と呼びます。

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「ページ」を向かい合わせたものが「見開き」です。

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「見開き」を束ねると、立体物として立ち上がります。

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これが、「本」です。

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本は、宇宙の容れ物です。

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