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価値観の相性=恋の相性?

INFPの人と付き合ったことがある。

強く惹かれて、どうしようもなく愛した相手だった。
でも、別れて何年も経った今なら分かる。

価値観が揃っていないと、絶望的に噛み合わない二人だったことが。

自分は、人は言葉を交わすことで理解し合えたり、価値観を交わし合えたりすると信じていた。
向こうは、考えることを嫌う節があった。その上で、自分の価値観が絶対に正しいと信じて揺るがなかった。

考えている時間的尺度も完全に違った。
向こうは当時起きている事件に注目してほしかった。刹那的な対処法を考えてほしかった。
自分は、その事件の時間を優に超える尺度で考えていて、待っていれば事件が自然消滅すると読んだ。取るに足らないと判断した。
何もかもがすれ違っていた。

何より、自分は気に入られたいから性格を合わせようとしてしまう気質。
そのことをあの人はどうしても気に入らなかった。
「ありのままで居てほしい」が「あなたのことがどうでもいい」なんて勘違いされる始末。

あれだけ頑固なら、説得しようとすればするほど、離れていく一方だったのだ。
我慢しすぎて、実はあの人と一緒にいる時間が苦痛だった。
どんなに愛していても、欲しい愛の形が笑えるほど噛み合わなかった。幸せになる道はなかったと思え。

美化しすぎるな、INFJの諸君よ。
過去を幻想で被せるな。
幻想を自分の足かせにするな。

時間のロスがもったいないよ。
みんな、幸せになって。