見出し画像

コレステロールは悪者ではない、正しく知って活用しよう

コレステロールと聞くとなんだか嫌な顔をする人が多いと思います

コレステロールは『悪』『即カラダから排除』そんな斎藤一みたいな考え方をするのは少しお待ちください

画像1

出典 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚』 和月伸宏

コレステロールだってカラダに必要な栄養素の一つでなくてはならないものなのです

そんなコレステロールの肩を持つために今回の記事を書きあげました^^

今回の記事でわかる事

・コレステロールについてわかる

・善玉コレステロールと悪玉コレステロールの違いがわかる

・卵は一日一個問題に終止符が打たれる

以上の事を解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください

コレステロールとは

画像9

コレステロールは、細胞膜などの材料になる脂質の一種です

病気を引き起こす張本人みたいなイメージですが、細胞膜やホルモンの材料になったり、消化液の成分になったり重要な役割を持っています

カラダに必要なコレステロールは、食事で摂取されるほかに、多くが肝臓などで糖質や脂肪酸から合成されます

合成される量は、摂取量にあわせて調整されるため、体全体のコレステロールは一定に保たれています

ただし、摂りすぎればバランスを崩して病気になる危険性があるので注意が必要です

コレステロールまとめ

①細胞膜の材料になる

タンパク質やリン脂質とともに全身の細胞膜の材料になります

細胞膜に含まれるコレステロールは、細胞膜における物質の出入りを調整する働きがあります

②ホルモンの材料になる

コレステロールは、男性ホルモン(テストステロン)や女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)、副腎皮質ホルモン(コルチゾール、コルチゾンなど)といったいろんなホルモンの材料になります

③ビタミンDの材料になる

皮膚に存在するコレステロールの一種にプロビタミンD(のちのビタミンDである)としての役割があります

紫外線を浴びることで、ビタミンDが作られます

④胆汁の成分になる

脂肪の消化に必要な胆汁の成分である胆汁酸の材料になります

肝臓で作られた胆汁は胆のうに蓄えられたあと、十二指腸に分泌され脂肪を水に溶けやすくして消化吸収を助けます

胆汁の95%は小腸で吸収され、残りは便の中に排出されます

再吸収された胆汁は、肝臓に戻って十二指腸に分泌されます

善玉コレステロールと悪玉コレステロールの違い

画像9

食事として摂取したコレステロールや肝臓で合成されたコレステロールは、肝臓から血液によって全身の細胞に運ばれます

しかし、コレステロールは脂質なので、水分(血液)に溶けません

そこで特殊なタンパク質と結合して血液中を移動します

この血中タンパク質と結合したコレステロールには違う働きの、善玉コレステロールと悪玉コレステロールがあります

善玉コレステロールは、全身の細胞からコレステロールを回収して肝臓に戻す働きがあります

悪玉コレステロールは、コレステロールを全身に運ぶ働きがあります

カラダに必要なコレステロールですが、増えすぎると余分なコレステロールが、動脈硬化の原因になります

なので悪玉コレステロールなんて名前をつけられているのです

この章のまとめ

善玉コレステロールはコレステロールを肝臓に回収する働き

悪玉コレステロールはコレステロールを全身に運ぶ働き

故に悪玉コレステロールは悪くない

悪玉なんて名前をつけられてかわいそう・・・

悪いのは、脂質を摂りすぎている人間

画像1

出典 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚』 和月伸宏

斎藤一に罰せられるべきは悪玉コレステロールではなく人間なのです・・・

今日は斎藤一がたくさん出ます^^

どんな食品に入っている?不足すると?多すぎると?

画像7

コレステロールは、『卵やレバーに豊富』

コレステロールは、動物性脂質に多く含まれています

特に多いのは、鶏卵や魚卵などの卵類

スポンジケーキや鶏卵を使った加工食品にの豊富に含まれています

また、レバーなどの動物の内臓や乳製品もコレステロールが豊富です

コレステロールが不足すると

コレステロールが原料となる細胞膜や血管が弱くなります

また、免疫力が低下したり、脳出血のリスクが増加したりします

無理な減量で脂を抜いたりせず、普通に食事をしていれば不足することはないと思います

コレステロールが多すぎると

動脈硬化や、心筋梗塞などのリスクがアップします

卵は一日一個説は本当か?

画像6

昔卵は一日一個にしときなさいという事を言われていました

現在では、食品から摂るコレステロールの量と血中コレステロールの値にはあまり関係ないことがわかっています

だからといってアホみたいに食べてはいけません

コレステロールの値を気にする人は、コレステロールを多く含む食品を控えようとしがちです

しかし、肝臓には、体内に供給されるコレステロールを一定に調整する働きがあります

食品から多く摂取すると合成する量を減らし、摂取量が増えると多く合成するため、食事でコレステロールを控えてもその分すぐにコレステロール値が下がるというわけではありません

もちろん、なんでも過剰摂取はダメですが一日一個と決めなくても良いといいう事です

余談ですが、昔マッスル北村さんにあこがれて、私も一日卵を10個消費するという事を一年くらいしていましたが、カラダには何の異常もありませんでした

ちなみにマッスル北村さんは一日卵30個です^^

ホント最近よく出てくる^^;

まとめ

コレステロールは

①細胞膜の材料になる

②ホルモンの材料になる

③ビタミンDの材料になる

④胆汁の成分になる

善玉コレステロールはコレステロールの回収役

悪玉コレステロールはコレステロールの運び屋

悪玉コレステロールは悪くない

悪いのは脂質を摂りすぎる人間

故に、『悪』『即』『斬』されるのは人間

画像1

出典 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚』 和月伸宏

本日三回目の斎藤さんです^^;

卵の量は気にし過ぎず食べ過ぎずを守る

今日言いたいことはそれくらい

画像4

画像5


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?