【30代OLエッセイ】寂しさや孤独は始まりの合図

最近、リア充って言葉をあまり見かけなくなった気がする。

私が学生の時はTwitterで盛んに使われていた。クリスマスを一人で過ごすことを自虐的に、「リア充爆発しろ」なんて。

寂しさとか孤独って、恥ずかしいもの、マイナスなこととして扱われがちだけど、そうじゃないと私は思う。

寂しさや孤独は始まりの合図だ。

寂しさや孤独の正体

そもそも、寂しさや孤独、そんな冷え冷えとした気持ちはどこから来るのだろう。

自分が思ったような評価が得られないとき。自分をわかってくれる誰かが近くにいないとき。単純に、言葉を交わす相手がいないとき・・・。

周りから慕われている人を見て、自分とのギャップにしんどくなる時がある。自分が一生懸命訴えることが誰からも相手にされないと、死にたくなるぐらいつらい。

結局、自分一人では寂しさも孤独も発生しない。人との交流、社会との関わりが避けては通れないからこそ、私たちは時折、ぎゅっと押しつぶされるような気持ちで眠りにつくときがある。

その場所が教えてくれるもの

もし、この文章を読んでいるあなたが正に、寂しさや孤独で不安になっているとしたら。

今あなたが感じる冷たく暗い感情は、次のステージへあなたが赴く合図だと私は思う。

その感情に囚われているときは、先へ進んでその気持ちに打ち勝て、というメッセージなのだ。(スピリチュアルぽくなったけれど、そうではなく・・・)

人が人間的に成長するためには、次の2つを交互に繰り返していくものだと思う。

人と交わったり、本を読んだりして、外部から刺激を与えること。
内省や自問自答を繰り返して、自分の意思や思想を確固たるものにすること。

あなたが今、一人でいる間の空白に思えているかもしれない時間。

それは自分に足りないもの、これから掴まなければいけないものを顧みるための時間かもしれない。

どちらにせよ、その寂しさや孤独を乗り越えたとき、あなたは今までとは違う、新しいあなたとなって、よりたくましく人生を歩める。

人が状況を変えたい、と思う時のエネルギーは強いし、思いもよらない方向へ進めることがある。

過去のあなたが未来のあなたを支えてくれる

私も10代から20代前半までは寂しさの連続で、友人の言動や、テストの点数、そういったものに逐一怯えて過ごしていた。

頑張っても頑張っても、何となく周りから認めらていないような気分から抜け出せずに苦しかった。

いい歳になった今は何も悩まないかと言えばそんなこともなく、未だにくよくよしたり、わーわー泣いたりすることもある。

けれど、あの時ぺしゃんこになっていた自分をどうにか建て直せたという自信が、自分を奮い立たせてくれている。

もし今、立ち上がれなかったとしても大丈夫。年単位で動けなくっても、きっと大丈夫。あなたにはちゃんと、次のステップが用意されている。それに進むための充電が必要なだけ。

頑張っていた時間があるならば、周りはそれを覚えている。それが知らないうちにあなたへの「信頼」として貯蓄されているよ。

1年後のこと、3年後のことは誰にもわからない。
良い未来だってきっと待ってる。

今日のあなたが、ゆっくり眠りにつけますように。

そしてあなたのタイミングで、不安や孤独に勝って、次の階段へと進めますように。


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