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政治講座ⅴ1695「ほぼトランプ後の政策」

 バイデン政権はもう「死に体」である。ほとんどが次期大統領の発言に注目している。そして、中国共産党は米国を赤子同然に操れると高をくくり、やり過ぎ感は否めない。温故知新、中国は歴史から何を学んだのであろうか。自分らが勝者になり歴史を作り替えようとしているのであろうか。中国の歴史は中国大陸の地域史であり、漢民族を中心に様々な異民族に加え、現在の中華人民共和国に至るまでの歴史であるが、王朝の興亡の歴史であり、日本のような神武天皇から続く皇紀2684年が示す歴的な永続性においては遠く及ばない。
中国の歴史は覇権による王朝の興亡が中国大陸を巡り、繰り返されただけの寄せ集めの王朝の歴史であり、悲惨な出来事が4000年も続いた嘆かわしい中国大陸の歴史なのである。「中国4000年の歴史」と自慢するのはお門違いなのである。翻って、戦前、米国において黄禍論が台頭して排日政策に繋がった歴史を中国は日本と同じ過ちを繰り返している。中国は米国に脅威を感じさせていることに全然気が付かない。日米のお陰で世界の工場として発展して世界第2位のGDPになった恩を忘れ、戦狼外交という敵視政策と覇権主義の野望を表に出したのがまずかったのである。日本の失敗の歴史を学べば分りそうなものである。中国の不動産バブル崩壊も日本の歴史を学べば現在の最悪の状態の経済状態にはなっていないのである。すべからく中国の慢心が災いして、学びの謙虚さが欠如していると言わざるを得ない。今回はそのような米国との戦狼外交が及ぼした貿易戦争の勃発を危惧するトランプ当選公約の報道記事を紹介する。

     皇紀2684年3月20日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

トランプ氏、100%関税の意向-中国企業がメキシコで製造の自動車

Hadriana Lowenkron によるストーリー

Former US President Donald Trump speaks during a "Get Out The Vote" rally at the Forum River Center in Rome, Georgia, US, on Saturday, March 9, 2024. Trump has all but clinched the Republican presidential nomination with a near-sweep of Super Tuesday primaries that drove his last remaining rival out of the race, signaling the start to a general election rematch with President Joe Biden.© Bloomberg

(ブルームバーグ): 11月の米大統領選に向け共和党候補指名獲得を確実にしたトランプ前大統領は16日、ホワイトハウス返り咲きを果たした場合、中国メーカーがメキシコで製造した自動車に100%の関税を課す意向を示した。トランプ氏が先に表明していた関税率の倍となる。

  トランプ氏はオハイオ州デイトンの選挙集会で演説し、中国の習近平国家主席に直接言及。その上で、中国自動車メーカーがメキシコに大規模な工場を建設し、米国の労働者を雇用せずに対米輸出することを考えているのなら、そうはさせないとの考えを示した。

  トランプ氏は「国境を越えて来る全ての自動車に100%の関税を課す」と発言。このほか、自分が大統領選で勝利しなければ、「流血の惨事」となるだろうとも語った。同氏は今月早い時点で、中国企業がメキシコで製造する自動車への50%の関税賦課も辞さない考えを表明していた。

  トランプ氏はこれまでに、中国からの全ての輸入品に最大60%の関税を課す考えなどを示すとともに、対抗措置を懸念していないと話している。

トランプ氏、メキシコ生産の中国車に「100%関税」 大統領選演説

毎日新聞 によるストーリー

米中西部オハイオ州の集会で演説するトランプ前大統領=2024年3月16日、AP© 毎日新聞 提供

 11月の大統領選で返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領は16日、中西部オハイオ州で演説し、中国メーカーがメキシコで生産した自動車に対して「100%の関税をかける」と述べた。日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画も「私なら許さない」と改めて表明。米国の企業や雇用を守る姿勢を強調した。

 トランプ氏は「巨大な自動車製造工場がメキシコに建設されている。米国人は雇用せず、車を米国に売ろうとしている。それはダメだ。我々は国境を越えてくる車に100%の関税をかける」と述べた。

 中国メーカーは北米生産車が米国で税制優遇措置の対象になりやすいことを踏まえ、メキシコで生産拠点の整備を進めている。トランプ氏は従来、メキシコ生産の中国車に「50%の関税をかける」と主張していたが、対中警戒論が高まっていることを背景に主張を強めた形だ。

 一方、米国の製造業保護を訴える文脈で「私が選ばれなければ、大不況(Bloodbath)になる」と強調。「大量殺人」も意味する単語を使ったことに対して、民主党のバイデン大統領の陣営は「政治的暴力の脅迫を倍加させている。もう一度(21年の)連邦議会襲撃事件のような事態が起きるのを望んでいる」と非難した。

 トランプ氏は16日の演説で、不法移民について「私の意見では、一部は『人間』ではない。しかし、極左がひどい発言だと言うから、そういう発言を許されていないのだ」と発言する一幕もあった。【ワシントン秋山信一】

トランプ氏「私が落選すれば米国に血の海…移住者は獣」


トランプ前米国大統領© 中央日報 提供

「私が当選できなければ血の海(bloodbath)になるだろう」。

11月に行われる米大統領選挙で再選を狙うトランプ前米国大統領の言葉がさらに激しくなっている。「血の海」のような言葉を使用し、移住者を露骨に蔑んでいる。

ニューヨークタイムズ(NYT)など米メディアによると、トランプ氏は16日(現地時間)、オハイオ州デイトン国際空港付近で行われた共和党のバーニー・モレノ上院議員候補の選挙演説に参加した。

トランプ氏はこの日の演説で「私が落選すれば全体が血の海になるだろう。少なくともそうだ」とし「この選挙に勝つことができなければ、あなたたちがまた選挙ができるか確信できない」と述べた。

2020年大統領選挙で勝利を奪われたという主張もした。そして2021年1月6日の議事堂暴動事態に関連し、服役中の人たちに言及しながら「人質」「信じがたいほどの愛国者」と呼びながら称えた。

移民者を蔑む発言もした。他国は若者に米国の国境を越えさせているとし、「あるケースを見ると彼らを人と呼ぶべきなのか分からない」と話した。さらに「私の考えでは彼らは人でない」とし「獣(animals)」という表現まで使用した。トランプ氏は大統領選で対決するバイデン大統領については数回「まぬけな大統領」と非難した。

また米国経済と自動車産業に言及しながら自身が大統領選で勝利すれば外国で生産された自動車に関税をかけると約束した。この日の演説でトランプ氏は「中国の習近平主席がメキシコに巨大な自動車工場を建設している」とし「米国人を雇用せず自動車を販売すれば、すべての車に関税100%をかける」と公言した。

「血の海」発言について、トランプ陣営の報道官は「バイデン大統領の政策が自動車産業と労働者に経済的な血の海をつくるということ」とNBC放送に話した。

中国車に「100%関税」 トランプ氏、メキシコ製

共同通信 によるストーリー

16日、米中西部オハイオ州で演説するトランプ前大統領(AP=共同)© 共同通信

 【ニューヨーク共同】トランプ前米大統領は16日、中西部オハイオ州の集会で演説し、11月の選挙で大統領に返り咲いた場合は、メキシコで生産される中国メーカーの車に「100%の関税を課す」と表明した。中国の習近平国家主席を名指しし、関税が優遇されているメキシコで中国メーカーが米国人を雇用せず、製造拠点を整備しようとしていると非難した。

 北米の通商協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」に基づき、メキシコから米国に輸出する車に関しては条件付きで関税がゼロとなっている。

 一方、トランプ氏は自身が大統領選で敗北すれば「流血の惨事」になると警告した。トランプ氏は11月の大統領選の共和党候補指名を確実にし、民主党のバイデン大統領と再び対決する構図が固まった。前回の選挙後には議会襲撃事件が起き、トランプ氏は事件を誘発したとして起訴された。

 これに対しバイデン氏陣営は16日に声明を出し「これがトランプ氏の正体だ。(2021年に議会襲撃事件があった)1月6日の再現を望んでいる」と批判した。

トランプ氏、移民を「動物」と中傷。「国が毒されている」と恐怖を煽る

ハフポスト日本版 によるストーリー

トランプ氏、移民を「動物」と中傷。「国が毒されている」と恐怖を煽る© ハフポスト日本版

オハイオ州デイトンで開かれた選挙集会で演説するドナルド・トランプ前大統領(2024年3月16日)

【関連記事】トランプ氏の大統領選への立候補資格、米最高裁が認める【アメリカ大統領選挙2024】

アメリカ大統領選挙に共和党から立候補しているドナルド・トランプ氏が3月16日、南部国境を越えて同国に来る移民について「動物」「人間とは呼べない」と中傷した。

トランプ氏はオハイオ州で行われた選挙集会で、「移民による犯罪が蔓延しており、他の国の指導者たちがギャングのメンバーや受刑者などをアメリカ南部国境に送り込んで、自国の収監者を減らしている」という根拠なき主張を展開。

自らが犯罪者だと主張する移民について「彼らを『人間』と呼んでいいのかわからない時がある。私の考えでは、彼らは人ではない」と述べた。

さらに「しかし、それを言うことは許されない。極左がひどいと言うからだ」とも語った。

トランプ氏はその後も演説で、「動物」や「悪人」という言葉を使い、移民への中傷を続けた。

トランプ氏は、移民により犯罪が増加しているという主張を繰り返しているが、2018年に学術誌『犯罪学』に掲載された分析を含む様々な研究から、滞在許可証を持たない移民が暴力を増加させていないことがわかっている。

しかし、トランプ氏は17日に出演したFOXニュースでも、移民によって「国が毒されている」という主張を展開して恐怖を後った。

「いい人になって『政治的に正しい』と言うこともできる。しかし、刑務所や拘置所からやってくる人々、長期刑の殺人者、ほとんどの人が聞いたこともないような国の拘置所で一生を過ごすような刑に処された人々が来ている。そういった人間が、我々の国に釈放されているのだ」トランプ氏は2023年から「移民が我々の国の血を汚している」という主張を続けており、ヒトラーと同じ発言だと批判されている。

アメリカが「中国EV」に猛激怒…!輸入規制の強化で泥沼化する、中国経済の「悲惨すぎる末路」

藤 和彦 によるストーリー

中国製「EV」にアメリカがとどめを刺す…

中国製電気自動車(EV)は、国内の売上が減少しているばかりか、アメリカへの輸出が滞ろうとしている。中国政府は多額の補助金を出してEV産業を育成してきたが、ここにきて窮地に立たされている。

3月7日、アメリカの上院議員がバイデン大統領に中国製電気自動車(EV)の輸入関税を引き上げるよう求めた(ロイター・3月8日付)。


中国のEVメーカー大手「BYD」の輸送船
Photo/gettyimages© 現代ビジネス

3人はゲーリー・ピーターズ、デビー・スタベナウ、シェロッド・ブラウンの各議員で、いずれも民主党議員。うちピーターズ議員とスタベナウ議員は、アメリカの自動車産業の集積地として知られるミシガン州の選出だ。

彼らは中国製EVが米国市場に氾濫すれば、「何千人もの国内雇用が失われ、米自動車産業全体の存続を脅かすことになる」と主張しているという。3人は主張を書簡にまとめて、米商務長官のレモンド氏に送った。レイモンド氏は、1月30日に次の発言をしている。

「中国製EVは安全保障上の重要なリスクをもたらす」

「EVや自律走行車はドライバーや車の位置、車の周囲に関する膨大な情報を収集しており、そのデータがすべて中国政府に渡っているのではないか」

バイデン政権は、中国から輸入される自動車への追加関税と米国民の個人情報を保護する大統領令を検討している。

アメリカ「中国EV」への規制強化へ

中国の今年の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は、3月11日に閉会した。例年以上に世界の注目が集まったが、わかったことは「中国政府が出口の見えない経済の低迷をどのようにしていいのかわからない」という不都合な真実だけだった。

2月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.7%増と6ヵ月ぶりにプラスに転じたが、「春節の一時的効果で終わり、早晩、マイナスに戻る」との見方が一般的だ。

中国経済は全般的に思わしくない状況が続いているが、唯一気を吐いているのが輸出だ。1~2月の輸出額は前年比7.1%増の5280億ドル(約78兆円)だったが、品目別に見ると電気自動車(EV)が13%増、半導体や家電がそれぞれ20%超増だった。

バイデン大統領も規制強化を始めた…Photo/gettyimages© 現代ビジネス

ところが、頼みの綱の「輸出」への希望を断ち切ろうとしているのが、米中の安全保障問題だ。米国政府は今年に入り「安全保障」をテコに中国に対して圧力を高めようとしている。中でも厳しい標的にさらされているのが「EV」なのだ。

やり玉にあがった「“つながる”中国EV」

先述したとおり、「中国製EVは安全保障上の重要なリスクをもたらす」と語ったレモンド米商務長官の懸念の先には、自動運転で自律走行するEVが収集する膨大なアメリカ国内の情報収集があり、そのデータはすべて中国政府が掌握しているのではないかとの疑念がある。

米ホワイトハウスは2月29日、「インターネットに常時接続する中国製のコネクテッドカー(つながる車)に対して安全保障上のリスクを根拠に調査を開始した」と発表した。

つながる車は運転者や同乗者に関する大量のデータを収集し、カメラとセンサーは常時米国のインフラに関する情報を常時記録していることがやり玉に挙がったのだ。

ホワイトハウスは「調査の結果次第では、輸入規制もあり得る」としている。

中国側は「根拠がない」と調査の撤回を求めているが、「米国の自動車産業労働者を守る」と公約するバイデン大統領の政治的思惑が絡んでおり、米国側がこれに応ずることはないだろう。

自動運転をはじめ「中国製の”つながる”クルマ」への警戒が強まっている…Photo/gettyimages© 現代ビジネス

中国製EVは今後窮地に陥り、中国経済はますます泥沼化することが懸念される。

さらに後編記事『アメリカが「中国EV」にブチギレ…!「虎の子EV」の壊滅で窮地に立つ習近平「経済対策」の悲惨すぎる中身』では、中国製EVを皮切りに中国製品を敵視し始めたアメリカと追いつめられる習近平の現状について、詳しく見ていこう。

参考文献・参考資料

トランプ氏、100%関税の意向-中国企業がメキシコで製造の自動車 (msn.com)

トランプ氏、メキシコ生産の中国車に「100%関税」 大統領選演説 (msn.com)

トランプ氏「私が落選すれば米国に血の海…移住者は獣」 (msn.com)

中国車に「100%関税」 トランプ氏、メキシコ製 (msn.com)

トランプ氏、移民を「動物」と中傷。「国が毒されている」と恐怖を煽る (msn.com)

中国の歴史 - Wikipedia

アメリカが「中国EV」に猛激怒…!輸入規制の強化で泥沼化する、中国経済の「悲惨すぎる末路」 (msn.com)

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