「値上げ競争の時代」が来るかも!

デフレ時代は、「他社より安く売って他社の顧客を奪おう」という「安売り競争」が繰り広げられていましたが、これからは「他社より高く売って顧客を他社に押し付けよう」という「値上げ競争」の時代かも知れませんね。

来年3月に日本郵便が値上げをすれば、ヤマト運輸等から流れてきていた荷物がヤマト運輸などに逆流していくでしょうから、そうなればヤマト運輸等は再値上げせざるを得ないでしょう。

今回わかった事は、全社が一斉に値上げをすれば、業界全体としての荷物量は減らず、したがって各社の荷物量も減らない、という事です。そうなれば、各社が値上げで顧客をライバルに押し付け合う「値上げ競争」が無限に続くのかも知れません。

宅配便各社には、値上げで儲かった資金で省力化投資を進めて欲しいですね。それから、従業員の待遇を改善してあげましょう。待遇を改善して他業界から労働力を奪い取って来て、従業員一人当たりの仕事量を減らしましょう。

そうなると、今度は他業界の労働力不足が深刻化し、他業界でも値上げ競争が始まるかも知れませんね。そうなると、本当に「値上げ競争の時代」が来るかも知れません。

消費者としては、嬉しくありませんが、それで日本経済が元気になるのであれば、そして恵まれないワーキング・プアの人々が潤うのであれば、高い見地から「良かった」と考えることにしましょう。インフレ率2%を目指している日銀が喜ぶか否かは、知ったことではありませんが(笑)。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171228/k10011273711000.html?utm_int=news_contents_news-main_007

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