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㈱富士珈機様のコーヒーセミナーで、改めて珈琲の基礎知識、そしてメインの焙煎体験をしてきた話。


冒頭 ~焙煎セミナーを知る~


こんばんは。
自家焙煎珈琲ツキアカリです。

将来実店舗を出すこと目標に、現在ネットショップメインでコーヒー豆の自家焙煎をして販売していますが、家庭で扱える焙煎機の種類は環境によって大きく変わってきます。

私はワイルド珈琲様のグレイダー360で焙煎を行っています。
焙煎に関する知識は、YouTubeや書籍、ブログなどを参考にやっていますが、ほとんど独学です。

美味しいと言って買ってくださるリピーター様も少しずつ増えるのは、とても嬉しいことですが、自分の焙煎が本当にこれで正しいのかと疑問に思うこともあります。

そんな時、調べていたら焙煎セミナーやっているところがあるじゃないかと発見しました。

タイトルにもあるように、焙煎機の大手である㈱富士珈機のコーヒーセミナーでした。
お値段は10:00~16:30で10,000円です。

あんまり細かく書くと良くないので、今回はその体験内容は大雑把に、感想を日記として残そうと思います。

コーヒーセミナーの基本内容

私含めて5名で参加しました。

セミナーの内容ですが、午前中は『コーヒーの基礎知識』と『焙煎機の基礎知識』についてです。

コーヒーの基礎知識

  • コーヒーの品種のお話。

  • 生産国の紹介

  • コーヒーの花、チェリーの香りチェック

  • 精製方法の紹介(従来~最新トレンドまで)

  • 生産国による格付け

内容としては本当に基礎知識の部分が多いですが、改めて聞いていると「そういえばそうだったな」と思える部分もあり、今まで「?」の状態のままだった疑問点なんかも解決できる内容でした。

特に品種の話は大変勉強になりました。
また、コーヒーの花の香りのエキス、チェリーの香りのエキスを嗅がせていただきましたが、前者はよく『ジャスミンのような』と表現されるだけあり、本当にジャスミンそのもののような香りがしたことにビックリです。

コーヒーチェリー

後者のコーヒーチェリーの香りですが、最近話題になった『カスカラ』を使ったカスカラコーラのあの香りです。
(飲んだ人は少ない…か? 私は好きです)

カスカラとはコーヒーチェリーの皮と果肉を乾燥させたものを言いますが、とても甘い、ネガティブな表現になりますが、甘ったるい感じの香りでした。
嫌いではないけど、ちょっとくどい感じですね。


焙煎機の基礎知識

  • 半熱風式

  • 直火式

  • 熱風式

  • 焙煎機の基本動作説明

  • ダンパーやガス圧の説明

このあたりが座学として話されました。
仮にも自家焙煎珈琲豆を販売する立場なので、基本的な内容は理解していましたが、ダンパーやガス圧(火力)による細かい動作によって、どのように味わいが変化するか、豆によってどう焙煎計画を立てるかなどは、再度じっくり考えさせられました。

焙煎実習はディスカバリーを使用。
昔からの憧れ焙煎機。

座学が終わると、講師の方がまずは焙煎の見本を行います。
スムーズな手つきで焙煎し、ライト~シティローストの豆を随時取り出して分かりやすいように見せてくれます。

その後は実際に自分たちも合計二回の焙煎を行いました。


エチオピアのウォッシュドを焙煎。
2回目はグアテマラのウォッシュドです。

普段は家庭用の電動焙煎機を使用しているので、手順が違うと大変ドキドキしました。

余熱や温度管理、豆の投入から時間の計測など、一度にやる動作が多く、慣れるまでは緊張感があります。

無事に冷却へ。

私はエチオピアのウォッシュドということもあり、華やかな香りは大事にしたいが、個人的にすっきりしすぎているコーヒーは物足りないので、華やかさ、キレのある感じは残しつつ、ボディが少し主張するよう、気持ちガス圧高めで温度を上げ、1ハゼスタート時に若干ガス圧を落とし、2分経たないくらいで取り出しました。

ミディアムロースト。

ディスカバリーの操作は大きな焙煎機そのもので、操作していてとても楽しかったです。
また、専用の温度や時間を図るアプリが大変優秀で、将来的にR-103あたりを導入したいなと思ってしまいました。
(全部込みで370万くらいあれば設置から何までやってくれるっぽいです)

カッピング会スタート

カッピング用のグラスがこれだけ並んでいるのは壮観。

各々がどういうプロファイルで焙煎したかを発表しながら、カッピング会がスタートしました。
私はどうにもカッピングが苦手で、吸う時の「ピュイ!」という音が出せません。練習あるのみですね。


黒塗りは個人名なので隠しています。

セミナー参加者5名、講師の方のデモを含めた6種類をカッピングし、感じたことをノートへ記載します。

同じ豆でも、焙煎時間や火の入れ方で微妙に味が変化しているのが本当に面白いですね。
多くの種類を一度に沢山カッピングする機会がなかなかないので、非常に良い経験になりました。

終わりに。

←R-101 R-103→
R-103のサイズ感とても良いです…。

1回目のカッピング終了後は、再度焙煎実習を行い、こちらもみんなでカッピングをして感想を言う流れです。

その後は質疑応答の時間が取られ、焙煎した豆をお土産にいただき・・・あ、最後にアンケートがありましたね。

朝10時からスタートし、昼休憩が1時間、16時半で終わりの予定でしたが、若干延長して17時頃に終了です。

個人的に、これだけしっかりコーヒーの基礎知識を教えてもらい、焙煎機の実習が2回、カッピングセミナーも2回あり、お土産で焙煎したコーヒー豆が合計で約300g程度貰えて10,000円。

次回開催があるのであれば、興味ある方は参加したほうがいいです!
とてもいい勉強になりました。

今回の経験を活かし、自分の販売するコーヒー豆のレベルアップを目指していきたいと思います。
(次はR-103で焙煎してみたい…)

自家焙煎珈琲ツキアカリ

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