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チョコレートケーキの幼馴染(後編)

前編はこちらから

-fin-

年末のご挨拶

こんばんは。大島智衣です。
今年の秋につきはなこさんと始めたこのマガジン『ピン留めの惑星』。
読んでくださりどうもありがとうございます。

前後編にわたるつきさんのマンガ、いかがでしたか?
幼なじみがいるのって、憧れますよね。私は、はっきりとはいなかったので。

それでも、小学校と学童保育が一緒で近所に住んでいた男の子が、中学に上がって女の子といろいろいろいろ……してるのを知った時は大きくショックでした。私はまだ恋に恋してるような状態なのにアイツは……!と。笑

恋してるといえば。

先日、新聞のお悩み相談欄で「主婦なのに職場の男の子に片想いをするのは悪いこと?」と悩む女性への、社会学者の上野千鶴子先生の回答にかなりガビーン‼と来ました。(回答より一部抜粋↓)

ご自分の状況を正確に認識しましょう。あなたと彼は「出会って」すらいません。あなたが一方的に彼を「見初めた」だけ。これを「片想い」と言います。「恋」とは呼びません。恋とはお互いのコミュニケーションがあって初めて成り立つものです。

ガガ、ガビーン‼ ビーン……ビーン……ビーン……苦笑

「片想い」は「恋」じゃないとな‼

いや確かに、先生が仰ることですから論理的にはそうなのでしょう。

けど私は……非・論理的で、観念的で、感情的だけれど、

恋だと思うんです、片想いも。
出会ってすらいなくても。

だって恋って、「夢見る」ことだから。
夢見ることだけで、夢見ることさえできれば、成り立つものだと思うから。

そしてそんな恋も、しあわせな恋たり得ると。
(せつなさがその成分の半数以上を占めますけどね。笑)

私は、そんなふうに思います。

だから、いつだって、いつになっても、夢を見続けられるように、そわそわと心ときめく恋ができますように。

来年もまた、ぜひご一緒しましょう。

2018年 年末 大島智衣

。・゚・。。 ・。。・゚・。・゚・。。 ・。。・゚・

こんばんは、つきはなこです。

年末なのにまだクリスマス引きずってんのかよって内容の漫画でした。去年も「痩せたいマリちゃん」で年末まで引きずった記憶がありますが、私はきっと”クリスマス”というものに、とんでもないコンプレックスがあるのです。

学生時代、彼氏というものに憧れ焦がれ、出来たと思いきや愛し方も知らず、挙げ句の果には愛が重いと言われ、大体クリスマス前に別れていました。友達は彼氏と過ごすクリスマスをウキウキ楽しみ、ベッドでやることやってるというのに、私は独り。こんな地獄はあるかいな…とずっと思っていたのです。mixiが全盛期だった頃、クリスマス氏ねって書いて友達にドン引きされていたっけな。一番誰かにいて欲しかった時期に誰もいなかったという飢えが、今の私を形成し、こうして漫画になっているのです。

マガジン「ピン留めの惑星」は、大島さんと始めた頃、もっとキュンキュンほのぼの系かなーなんてそんなことを思っていましたが、全く違いました。私は自分で抱えた飢えに抗うことが出来ず、描きたいものしか描きたくなかったのです。そして描いて自分の趣味がやっと把握できたというか、生い立ちのどの部分が自分に影響を与えていたのか…ということが分かってきたのでした。

全部上手く描けず、どうしようと悩む日々です。漫画難しい。どうやって描いてたのか全く分かりません。でも来年も描くと思います。マガジンを読んでくださってる方に感謝しかありません。本当にありがとうございます。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2018.12.29 つきはなこ

(※この記事は無料ですべてお読みいただけます。有料部分はありませんのでご注意ください)

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