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令和3年の夏を前に、なつかしのラジオ体操の話をしてみる。

ゴールデンウィークが終わると、早々に夏休みが待ち遠しくなっていたのは私だけでしょうか。子どもの頃、そんな風に首を長くして待って、やっと迎えた夏休み。その当時の私にとって、朝から厄介だったのが「ラジオ体操」(笑)。令和3年の夏を前に、なつかしい気持ちに浸りながらラジオ体操の話をしてみたいと思います。みなさんにとっての「ラジオ体操」はどのようなものですか?

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こんにちは。NPO法人つむぐです。今回が2本目のnoteとなります。今回のラジオ体操の話も、最後まで読んでいただけるとうれしいです。

書いている人(21歳)のラジオ体操の記憶


この記事を書いている人(現21歳)も、小さい頃からラジオ体操に触れてきた人間のひとり。といっても、毎年の夏休みの間だけですが…。私のラジオ体操の記憶を辿ると、最初の記憶は、幼稚園の時までさかのぼります。


当時、私が住んでいたマンションには同年代の子どもたちがいっぱいて、私を初めてラジオ体操に連れて行ってくれたのもその中の近所のお姉ちゃんたちでした。お姉ちゃんたちが首からひらひら下げた【ラジオ体操カード】はなんだかかっこよくて、

「わ~あ、わたしも、いちねんせいになったらもらえるかな~」

なんて思いながら近くの公園まで連れられて行っていました。

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そんな楽しいラジオ体操もつかの間。朝が激弱な私は、すぐさまラジオ体操を「せっかくの夏休みに早起きさせる厄介者」の位置づけにしてしまいます。毎年夏休みが来るたび、小さい頃はあんなに貰うのがうれしかったスタンプにも何の魅力も感じなくなっていきます。そして押してもらえるスタンプも、かわいいものから、いつしかあいご会のメンバーのネーム印になっていました(笑)。

当時の私:「なんか、ネーム印押されても、全然うれしくない…。」

ですよね?(ごめんなさい。笑)

そんなこんなで、まじめに行っていたのはせいぜい小学2年生くらいまでだったかもしれません。


ラジオ体操の歴史


そんな感じで半分嫌々ラジオ体操に行っていた私。あくびまじりに適当に体操をしながら、仕方がないので人間観察をしていました。人間観察していてよく目にしたのが、子どもたちに混ざってピシャっと体操をキメる年配の方。当時は「おじちゃん、おばちゃんたちも元気だな~小学生より元気じゃないか」と、ぼんやり眺めていました。

しかし、今考えると、あんなに世代が幅広くてもみんなラジオの音声だけで同じ動きができるって、結構すごいことなのでは…?と思い始めました。ラジオの向こう側にいる人の動きを、音声の情報だけをもとにマネする。ある程度の基本を知ってからでないとできないことです。ましてや、高齢の方であれば、慣れていないとあんなにピシャっと体操するのは難しいはず。若い頃から、ラジオ体操に触れていたにちがいありません。

え、そうだとしたら…
一体ラジオ体操っていつからあるんだ…?

そこで、ラジオ体操の歴史を調べてみました。

かんぽ生命の起源である逓信省簡易保険局が1928年(昭和3年)に「国民保健体操」として制定し、NHK のラジオ放送で広く普及しました。体操の内容も1951~1952年(昭和26~27年)に「ラジオ体操第一・第二」として再構成され、誰でも気軽に実践できる運動として現在も多くの方に親しまれています。
かんぽ生命 全国小学生ラジオ体操コンクール「ラジオ体操とは」より抜粋)

かたちは違えども、戦前から国民に親しまれてきたラジオ体操。幅広い世代で、共通のラジオ体操が知られているのも納得ですね。

今どきのラジオ体操事情


こんな長い歴史をもつラジオ体操ですが、みんなで集まって行う機会が減っていることはご存じでしょうか?
ラジオ体操を企画するためのそもそものコミュニティの脆弱化、近隣住民との間での騒音トラブル、子どもたちを含めた様々なライフスタイルの変化が要因として挙げられます。


実際、わたしが小学生の頃には既に、ラジオ体操が開催される公園が減っていたり、運営する人が少なくて手が回らなかったのか休みの日が多かったりという変化が始まっていました。
もちろん、このような状況に地域差はあるようですが、多くの地域でラジオ体操を巡る状況に多少なりとも変化が生じているようです。

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嫌々めんどくさがりながらラジオ体操に行っていた私が言うことではないかもしれませんが、ラジオ体操って早起きできるし、意外と体に効くし、公園でやると地域の人と会えるし、様々な恩恵を与えてくれていたんだなと思います。私たちの生活にいちばん身近な、スポーツと人を「つむぐ」例なのかもしれません。


めまぐるしい時代の変化に追いつけない部分もあるのでしょうが、たまにはラジオ体操に思いを馳せて、早起きして青空のもとでやってみるのもいいかもしれませんね。

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では
来たる令和3年夏。
生活のどこかで、ラジオ体操が
あなたと誰かを「つむぐ」存在になることを願って。


みなさんのラジオ体操の思い出、みなさんの周りの今どきラジオ体操事情など
ぜひコメント欄で教えていただけるとうれしいです\♡/


最後までお読みいただきありがとうございました!


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【参考】

・かんぽ生命 全国小学生ラジオ体操コンクール「ラジオ体操とは」




*この記事を書いた人*
はるか


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