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「ANA Pay」がサービス開始!狙いを考えてみる

ANAがQRコード決済(Pay系のサービス)の領域に参入したことがニュースになっていました。

狙いを予想すると、ANAにとしては「もっとマイルを使ってほしいし、貯めてほしい」ということだと思います。なぜ重要かというと、マイルの存在そのものがANAが選ばれる理由だからです。

実際にネットリサーチを調べてみましたが、航空会社を選ぶときに重視するポイントの上位に「マイル(マイレージ)が貯まること」が来ていました。

SNSの反応を見ていると、「なんで今さら?」「Pay系のサービスはレッドオーシャンなのに生き残れるのか」といったコメントもありますが、僕が思うにANA自身も市場を独占しようとは思っていないでしょう。そもそもPayPayやLINE Payとは資金も規模も比較になりません。

そう考えると、ANA Payは既存顧客向けにロイヤリティを上げるサービスとなります。既存顧客はコロナ明けに旅行したいと思っているはずなので、マイルを貯めることにメリットがあり、ANA Payの一定の利用は見込めます。

あとは、ANA Payの取扱店をどれだけ増やせるかで結果が変わってきそうです。結局、使いたい人がいても使えるお店がないと意味がないので。

ANAが本当に狙っているのは「コロナ明けの旅行」で、そこに向けて虎視眈々と準備をしている、そういう印象を受けました。

今後が楽しみです。

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