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“わたし”が紡ぐ虚の物語

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わたしという存在の片鱗。 ちょっとした余白にメモする感覚で書いています。 【タイトル変更履歴】 『嘘つきは作家のはじまり』⇒『わたし世界』⇒今
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2018年6月の記事一覧

感情をアートに

感情をアートに

 以前、友だちが言っていた「デザインじゃなくてアートがしたい」っていう言葉に実はめっちゃざわざわして、別の友だちの「アートな文章だねって言われる」っていう発言にもざわざわしてて、私にそれができるかどうかはさておき、「私もそっちやりたい!」っていう気持ちが強くなってきている。

 伝わりやすい文章を書く技術を持っているから、私はそっちをやらないとって思ってたけど、本当に今やりたいのって感覚のままに言

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求めているのは純度

求めているのは純度

 元彼が「そろそろ引っ越すし、お前との関係をどうするか決めないと」って言うから、「決める必要ある? 好きにすればいいじゃない」って返した。
 何でも先に決めたがる性質は、たぶん、もともと私の方が強い。
 だけど最近、そうやって決めたことに自分自身が縛られる不自由さに耐えられなくなってきている。

 あーでもないこーでもないと思考をこねくり回してみても、最終的にはいつも「その瞬間瞬間で好きなものを選

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脳内垂れ流しシステムの構築とマネタイズ

脳内垂れ流しシステムの構築とマネタイズ

 男女問わず好きな人が多すぎて話すたび会うたびに興奮してしまってつらい。本当はもっと「遊ぼう!」「話そう!」って誘いまくりたいんだけど、それしたら書く時間なくなってストレスになってしまうから悩みもの。(悩みものなんて言葉あったっけ?)
 さっさと脳内を垂れ流せる仕組みを作って「書く時間を確保しなくては」なんていう制限をかけずに遊びまくりたい。そしてそれをどんどんマネタイズしていきたい。
 脳内垂れ

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『母殺し』(週刊キャプロア出版Vol.05収録)制作裏話 ※毒しか吐かない

『母殺し』(週刊キャプロア出版Vol.05収録)制作裏話 ※毒しか吐かない

 今日、週刊キャプロア出版vol.07が発売された。(⇒ご購入はこちらから)今回のテーマは『村上春樹』。読んだことないからとスルーしていたのに、友だちのなな氏から「あたし読んだことないまま書くよ。参加してまたコラボ配信しようよー」とけしかけられて、うっかり乗ってしまった。それが狂気の始まりだった。

※ここから先、悪趣味でディープなプライベートネタを含むので、料金お高めに設定しております。好奇心に

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耳をすませば、炭酸の弾ける音がする

耳をすませば、炭酸の弾ける音がする

 窓硝子に打ちつける雨の音が何かに似ていると思った。
 何だっけな、と考えながら耳をすませる。
 そうだ、炭酸の弾ける音だ。
 ソーダ水の中に入ったら、きっとこんな音がするんだろうな。
 ああ、でも、水中って音が聴こえにくいんだっけ。
 水の中でも音がはっきり聴こえる不思議な耳栓、ないのかな。

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『器』(週刊キャプロア出版Vol.05収録)制作裏話

『器』(週刊キャプロア出版Vol.05収録)制作裏話

 本日、週刊キャプロア出版Vol.05が出版された。(⇒購入はこちらから)
 私も今回『器』という短編小説で初参加している。この作品は、初めてパートナーの中里彰宏氏から全面的にサポートを受けて書いた作品でもある。
 書き始めた当初は幻想文学で行く予定だったのに、気づいたら官能的な作品になっていた。
 その裏話的なものをここにまとめてみたいと思う。内容的には、もともと書こうとしていた小説の簡単な内容

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写真と散文を一冊の本に ~東京で初めてのモデル撮影をしてきます~

写真と散文を一冊の本に ~東京で初めてのモデル撮影をしてきます~

 今週末の土日を利用して、東京まで写真撮影に行ってくる。撮影してくれるのはTwitterで知り合ったカメラマンのじわりさん(@jiwaru_sora )。私から声をかけてコラボをお願いしたのだ。

 なぜいま作家の私が自分の写真を撮ってもらおうと思ったのか。
 私は感覚人間だから、誰かを納得させられるような理由は持ち合わていない。ただ、十代の頃から「自分の写真を挿絵代わりに入れた本を作ってみたい」

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