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“わたし”が紡ぐ虚の物語

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わたしという存在の片鱗。 ちょっとした余白にメモする感覚で書いています。 【タイトル変更履歴】 『嘘つきは作家のはじまり』⇒『わたし世界』⇒今
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2018年9月の記事一覧

日本とアメリカとイタリアが混在する異空間、京橋。

『京橋URAで他人のミッション遂行を監視した話』と同じ日、夕食後に京橋駅付近を少し案内してもらった。

「京橋には自由の女神がいるんだよ」
 と京橋URAのけんたろくんが上の方を指差したので、嘘だろうと思って空を見上げた。
 本当にいた。
 しかも、パチンコ屋の上に立っている。
「あっちにもう一体いるんだよ」
 と言うので、再び彼の指差す方へ視線を向けると、またいた。道路を挟んだ向こう側に。
 二

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その時、世界は一瞬にして灰色に変わった

その時、世界は一瞬にして灰色に変わった

 先月から、友だちと一緒にオンラインコミュニティを作って遊んでいる。私は運営部の一員として、参加したい時にだけ会議に参加して、好き勝手にアイディアを出したり、告知文を書いたりしていた。
 コミュニティを本格始動させる直前、作戦本部である友人宅に泊まり込んで、「何だか仕事っぽいことをしているぞ!」と謎の興奮に震えてみたりもして。

 ところが、コミュニティがスタートして、いよいよこれからというタイミ

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