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フロイトが語る~人生楽しく生きるコツ

いやぁ、すごいものがでてきました。

何十年前のものでしょうか?
卒業年度にぼかしがかかっています🤣が、私の大学の卒業論文です。

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タイトルもやたら長くて結局何が何だかよくわからない感じなんですが……😅

臨床心理学を専攻していた私は、学生紛争の時代に自殺された高野悦子さんの手記「20歳の原点」を分析し、アイデンティティの問題について書きました。

人はなぜ悩むのか、

それは、決して一致することのない
I(主我)とme(客我)を併せ持っているから……というのが結論でした。

と、これまた、語り出すとめちゃくちゃ長くなってしまいそうですので、
今日は後書きの この言葉だけご紹介しますね。

フロイトという有名な心理学者・精神科医が語る、人生楽しく生きるコツです。

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「人間が『生きる』ということの原点には、自分たちの能力には限りがあり、避けがたい苦痛や悲しみに耐えたり、心の中で不可知なものを抱えながら、それをわかったり予測することができない無力さを受容したりする断念がある」小此木圭吾「モラトリアム人間を考える」p93(中公文庫)
「人生と言うものは自分が有限の存在であると断念した上で暮らせば結構楽しいものだ」小此木圭吾「モラトリアム人間を考える」p89(中公文庫)

なんてことを、フロイトはいわれてるそうです。

🔹🔹🔹

いやあ、しみます〜〜、このお言葉。

今ウクライナのことにせよ、地震のことにせよ、コロナのこと……その他もろもろ、いろいろと、もうどうしたらよいのか、どう考えれば良いのかわからないことばかり。
胸が痛むことばかり……

でも自分にできることなんて募金に寄付するくらいで、なにもできない無力な存在。
これからどうなるのか、どうすればよいのか、わからなくて、ほんと情けないです……

でも、フロイト曰く そもそも私たちが生きるということの原点には、このようなどうしようもないことに対して自分の無力さを受容したりする断念があるということなのですね。

そして断念して暮らせば結構楽しくなるものだと。

🔹🔹🔹

たとえば、

求めない~
すると
いま自分の中にあるものが
素晴らしく思えてくる

というように老子の教えを詩で表現してよく売れた本「求めない」や、

仏教の教えの【反応しない練習】という本や、精神科医の書かれた「あきらめると、うまくいく」これらの本にも相通ずる考え方なのかもしれません。


これらは、「自分は無力な存在でなにもできないから何もしなくてよい」とか、「自暴自棄になってもよい」

というものではなくて、

「戦争・紛争・地震などの天変地異・難病などの病気・事故・ケガ・犯罪・不況・裏切り……生きてたら、人はなす術もなく悩み苦しんでしまうときもあるけれど、だからと言って、そんなときに、なにもできないあなたやあなたの周りにいる人を責めないでほしい」

「無力なわたしたちにできることは限られているけれど、うまくいかないからといって、ついついイライラめそめそくよくよしてしまったりして消耗しないでね。

どうか、そういうあなたを苦しめてあなたの力を奪うような考えや感情に振り回されないようにしてください」

「どうかあなたと、あなたの前にいる人、周りにいる人を大切にして、今あなたができることを心を込めてしてください」

そういうことなんじゃないかな?

と私は考えています。

あなたはどう思われますか?

🔹🔹🔹

こんな卒業論文を書いた私の自己紹介です。

私のリンクいろいろです。(もしよかったらのぞいてみてくださいね)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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