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【本】イタリアの文化・芸術にふれる

最近読んだ漫画から中世イタリアについて学び直しの機会を得たので、関連して読んだ本をいくつか紹介しようと思う。



15世紀「エーゲ海を渡る花たち」

イタリア・ヴェネツィアから船に乗ってコンスタンティノープル(トルコ・イスタンブール)までを旅する物語。寄港地での食べ物や文化の違いが描かれていて、気軽に読める。



15世紀「鉄槌とピエタ」

「ダビデ像」で有名なミケランジェロのお話。天使が出てくるなどファンタジー要素は濃いものの、彼の作品や時代背景をおおまかに掴むことができる。



16世紀「アルテ」

貴族の家を出て徒弟として師匠の元で奮闘する女性画家、アルテのお話。舞台はフィレンツェ→ヴェネツィア→フィレンツェ。生活している人々の様子もよく描かれているので、まだ完結していないが一番とっつきやすいかもしれない。




「エーゲ海を渡る花たち」と「アルテ」を繋ぐ【簿記】

どちらも作中ではさらりとしか触れられないが、中世イタリアでは簿記や銀行が形作られている。簿記や会計に関心のある方にはこちらがおすすめ。

「会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか」


「鉄槌とピエタ」と「アルテ」を繋ぐ【メディチ家】【イタリア戦争】【サヴォナローラ】

これについては別途読んだ本があるわけではないのだが、世界史で学ぶメディチ家が芸術家の支援をしていたことや、イタリアで戦争があったこと、市民から文化・芸術的なものを取り上げて燃やした人物(サヴォナローラ)がいたことを時代背景としてとらえることができる。


少し発展して西洋絵画の世界へ

「一冊でつかむ西洋絵画-ビジュアル版」

こうした本は似たようなテーマでいくつか出版されているが、歴史の流れや当時の勢力図が章ごとに入っていて理解の助けになった。

「マンガでわかる「西洋絵画」の見かた: 美術展がもっと愉しくなる!」

「一冊でつかむ~」の方は作品が作者ごとに1点しか掲載されていないので、代表作をいくつかまとめて解説つきで見るならこちらの方がおすすめ。



最近はこのように漫画を入り口に会計や時代背景、西洋美術の歴史へと旅立っていた。
近しいところでおすすめの本があればコメント欄で知らせていただければ幸いだ。

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