羅王

ども羅王でふ。 小説家してます。  【真】黒服物語  〜金と女と欲望の世界〜 絶賛…

羅王

ども羅王でふ。 小説家してます。  【真】黒服物語  〜金と女と欲望の世界〜 絶賛掲載中 週1か隔週1で新作あげてまふ。

最近の記事

  • 固定された記事

【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜00

人間の欲望とは尊い物だ 何か一つを手に入れればもう一つを手に入れたくなる その欲望は綺麗で透明な小さなビー玉のような物から始まり、自分の意思とは裏腹に留まることなくどんどんと膨れ上がり気がついた時には硬く大きなドス黒い塊となっているのだ 物事は表裏一体 煌びやかに飾られた夜の世界とは目には見えない闇の住人達が支配していることをみんな知っているフリをしながら右から左へ受け流している そんな事はないよと自分自身では口にし俺は他とは違うんだと思い込むが所詮それは自分目線で

    • 雨の匂い

      物事がうまくいかない時は窓を開けて外の空気を吸いたくなる。 けど面白い事に雨が降ってるしその雨の匂いも何処かカビ臭く心地の悪い匂いがしてくるもんだ。 物事がうまくいってる時も窓を開けて外の空気を気分転換に吸いたくなる。 面白い事に雨の匂いさえ心地よく不規則なリズムの雨音が眠りの質を高めてくれるよな。 因果応報、人生プラマイ、良い事があれば悪い事もある。 数字じゃ表せれない何かってのはあまり信じたくないんだけどそれだけじゃ説明がつかない事の方がこの人生多くて今はお天道

      • 買い目は1-11-6

        面白く文字を書こうとか思うと何も浮かばない事が多い。 適当に思ってる事書くとビックリすることに死ぬ程面白くない文字が続いている。 今までの経験から文字を書こうとすると非常に難解で意味がわからないくらい面白くない文字が続いている。 何が言いてえかって自分の中のハードル上げすぎると辛い事が多くなるぜメンヘラ共。 そんな時こそゆったりブレーキかけとけよな。 そうすると少しは気が楽になったと思ったらまた同じループに入るからテメェ自身でなんかを変えねぇとなんも始まらねぇ事の方

        • まぁ、適当に

          よく昔言われたことがある。 ここで全部曝け出して楽になりなよ。 今お前を苦しめてるのはお前が今隠してることだよ。 さぁ、俺はなんだって話は聞いてやるだからさ、意地なんて張らないでほら、全部話してみな? そもそも全てを曝け出すなんて無理だ。 まずほとんどの人間が自分自身の中に鍵をかけちまってる。 墓場まで持ってきてぇことなんて普通に生きてたら1つ2つ3つ4つくれぇは誰しもがあるはずだ。 大なり小なり、ガキの頃に駄菓子屋でうまい棒パクったこと、好きな女を思い浮かべな

        • 固定された記事

        【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜00

          気がつけば2月。お前らちゃんと生きてるか?フォークの握りはしっかりグリップ効かせとけよ。

          くだらねぇ小説を書き始めたのが2年前? になんのかな。 あの時の俺は恥ずかしいけど色々あって人として荒れていた気がするな。 その時働いてた場所で出会ったあいつが今では頑張って働いて子供まで育てるからな。 2年って早いようで早いんだよ。 まぁ、そいつは俺の中では大事にしてやりたかったんだけど金持ちのおっさんにひっぺがされちまってその時の俺では何もしてあげれなくてそれが悔しかったのは覚えてる。 今思えば相当その時の俺はいっちまってたな。 冷たいもんとかはよしといて本当に

          気がつけば2月。お前らちゃんと生きてるか?フォークの握りはしっかりグリップ効かせとけよ。

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜18

          月日が経つのが早く感じるようになったのはいつからだろうか。 1分1秒、1日1時間、1年。 人類が与えられた中で唯一平等であり唯一変わる事のないものは時間だけだと思う。 そこのお前も気付いたらあっという間に時間は過ぎていくんだぜ。 世の中とは限りなく灰色であり、白とも黒とも言えないもどかしさの中で掻き分けれることのない灰色の世界を必死に必死にもがいていくんじゃないかな。 そんな事を感じていながらもその事に対して意識せず限られた時間をただ悲しく過ごすのは死んだ後に気づけ

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜18

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜17

          壮絶な1日が終わり家に帰り昼の仕事までの1時間半だけ眠りにつく勘太郎。 いつもなら家に着きシャワーを浴び髪など乾かさずにそのまま自慢のベットに飛び込みそのまま意識を失うのだが今日だけは少し違った気がする。 今日起きた事は現実であり空想ではない事に何故か胸がドキドキしている 家に帰りすぐにシャワーを浴びる勘太郎。 お気に入りのシャンプーとこだわりのないボディウォッシュで前身を洗う。 新品のシャワーヘッドから出るシャワーの水圧は強すぎるくらいが丁度いい。 シャワーを浴び

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜17

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜16

          コンビニから買い物を終えた後、店に戻る勘太郎。 勘太郎「柿原副店長戻りましたよ〜!」 柿原「ありがとう勘太郎!ちなみに何だけどさ、外に結構人だかりできてたかな??」 勘太郎「はい、かなり人集まってましたよ〜!警察の車も救急車も止まってましたし野次馬は結構いました!」 柿原「だよね〜!了解だよ!」 (あ〜これはこれは同業の人達にはもう情報回ってるかな〜、、、。まぁしょうがないことかこればっかりは。お客さんにも女の子にもいわれまくるだろ〜な、、、。) 勘太郎はキッチン

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜16

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜15

          善と悪、悪と善。 表面上では対立しているものでも裏では仲良く手を繋ぎ合わせお互いの私利私欲に混沌している話など良くあるものだ。 それは小さなものから大きなものまで多数繰り広げられておりこの世の中で生きる上で皆が無意識に行っているものなのかもしれない。 仲野「桜田さ〜ん、ちなみに今回は僕ら被害者側ですからね〜、、、。」 桜田「何いってやがんだよ、な〜か〜の〜ちゃん♪な〜に今回悪いことしたのさ〜。」 そう嬉しそうにニヤけながら煙草に火をつける桜田。 仲野「桜田さんほら

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜15

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜14

          仲野「お客様、、、、、、、、、、。」 仲野「大変申し訳ございませんでした!!!」 僕(えっ!?!?) 仲野「今回はこちら側の不手際でお客様に大変失礼な思いをさせてしまい心からのお詫びを申し上げます。改めて本当に申し訳ございませんでした。」 仲野の口から出た言葉は僕が思っていた言葉とは真逆のものであった。 客「お、おう俺が言ってた意味がわかるか?店長さんよ。俺が酒持ってこいって言ったら持ってくるんだよ?わかったか店長さんよぉ」 仲野「はい、お客様の言っている事はとて

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜14

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜13

          客「何で俺の頼んだ酒が持って来れへんのじゃおう」 そう声を荒げてからの4秒間は1つの映画のワンシーンでしか見られない光景が目の前で起こった。 嘘みたいな光景が目の前でスローモーションで再生される。 吸い終わりのタバコが無造作に置かれ、高級なシャンパンが綺麗に並べられている重量感で気品のあるテーブルに両手を添え、出せる力を全て振り絞りその客が両手を真上に振り翳すと目の前のテーブルが一瞬でひっくり返された。 小さい頃ふざけて何度もやろうとしたが一度もすることはなかったちゃ

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜13

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜12

          僕「〜さんすみません、、、。今店長に呑めるか確認してきたんですけど今日はNG出ちゃいました本当にすみません、、、、、。って断ろうと思ったんですけど一杯だけならバレないと思うので一杯だけなら大丈夫です!!なんならこちらからお願いします!!!」 客「おお!!!おめぇ名前なんて言うんだよ!!!この店でそんなこと言ったの今までオメェだけだぞ!!!」 僕「名前は勘太郎って言います!!え、本当ですか??〜さんと呑めるなら後から怒られても後悔ないです!!」 客「よく言った勘太郎その漢

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜12

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜11

          僕「〜さん4本目ありがとうございます!!今日は〜さんに来て頂いて本当に感謝の気持ちです!!ありがとうございます!!」 ひな「勘太郎4本目開けちゃって〜!!イェ〜イ!!」 客「おいあんちゃんよぉ、おめぇも一杯飲めよ!まさか俺の酒飲めねぇなんて言わねぇよなぁ!」 僕「え、一緒に頂いて良いんですか??ちょっと確認だけ必要なので店長に確認してきますね!!」 客「確認?確認なんていらねぇんだよ俺が飲めって言ってるから飲めよおい!!」 僕「〜さんどうしても確認だけしないと僕クビ

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜11

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜10

          この店に働いてから2週間が経ちある程度の業務を覚え気が付けばシャンパンの抜栓など簡単に出来るようになっていた。 高額なシャンパンにも臆する事なくその場の空気を盛り上げながらシャンパンを開ける事に少しだけ自信を持ち始めていた。 (いや〜お客さんからのの急な面白いことしてよってノリにも慣れてきたしこのまま俺気に入られてそのままチップとか貰っちゃうんじゃない??笑笑) 人の気持ちが緩む瞬間はいくつもある。その一つの中で自分自身の中に傲りが出て来た時によくその瞬間は産まれる。

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜10

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜09

          ウェイターを始めてはや2週間。 昼と夜の掛け持ち生活はとてもきついものがあったがそれに勝る充実感があった。 夜19時に仕事が終わり、その後すぐに車で繁華街へと移動し店近くのコンビニでおにぎり2つとエナジードリンクを買い店へと向かう。 足早に着替え20時からのオープンに間に合わせるようにおにぎりを口の中に放り込みエナジードリンクで流し込む。 可愛い蝶ネクタイを微調整しながら口にタバコを加えて髪の毛をセットする。 2週間も経てばこの仕草も様になり俺はこれだけ早くに着替え

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜09

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜08

          光が照らされたその先には必ず影がある。 この物語は光の先にある影の物語。 煌びやかに飾られ一夜の輝きに固執し続ける蝶はやがて飛ぶことに意味を感じなくなり羽を休めていく。 飛ぶことができなくなった蝶に誰も見向きはしなくなるだろう。 自分自身と向き合いその先に見えるものが影なのであればその蝶はまた輝きを取り戻せるはず。 きっと前よりも大きく光り輝けるはず。 キャバクラにおけるウェイターというポジションは1番動くポジションであり黒服で成り上がろうとした時でも成り上がろう

          【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜08