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みんなの俳句大会「旬杯」に参加します


いよいよ最後のみんなの俳句大会「旬杯」
そして課題は大好きな『夏』です。
どんな俳句にしようかワクワクしながら悩みました。

今までの大会を振り返ってみると、

月に甘えて、ちょっぴり弱気をさらけ出した秋の「十六夜杯」
この季節が好き!と感じる瞬間を集めた冬の「白熊杯」
春の陰陽を表現しようと試みた「ライラック杯」

最後にして一番好きな「夏」は何をテーマにしようかと、今まで過ごしてきた夏を思い返していたら、楽しい思い出がたくさん出てきました。
家族と一緒に、あの時はこうだったねと盛り上がりまして、今までで一番心に残っている思い出について語り合っているうちに、

《そうだ!夏の思い出にしよう》

今までで一番楽しくて、キラキラしていて、一生忘れられない夏の思い出を俳句に残そうと思いつきました。


旬杯の募集要項はこちらです。



ホストの旬くんは漫画家を目指している小学生の男の子です。旬杯のヘッダーは旬くんの絵かな、と思ったらやっぱりそうでした。
夏の輝きが感じられ、明るくて可愛いですね。




では、私のとっておきの思い出の三句です。
ジャジャーン🎊


潮風しおかぜくちびるうるおすすパインかん


毎年、夏は家族と沖縄に行っていました。
エメラルドグリーンの澄んだ海と燦燦と輝く太陽が眩しくて、
シュノーケリングやカヌーを目一杯楽しんで、遊び疲れて無人島で休憩すると、凍らせて持って行ったパイナップルの缶詰を開けました。
溶けて冷えたパイナップルの良い香りがして、あの真ん中に穴が開いたパイナップルの輪切りが瑞々しくて、潮で干からびた唇が甘~いシロップで潤って、最高に美味しかった!

それ以来パイナップルが大好きで、売っているのを見かけるとついつい抱えて帰ってきてしまいます。



マンゴーで笑顔えがおいっぱいいっぱい


これも沖縄の思い出。
マンゴー農家を訪れた際に、ご主人が試食にと冷えたマンゴーをたくさん切って出してくれまして、まだ小っちゃかった息子は初めて食べた果物の美味しさに狂喜乱舞して、手にいっぱい持って外で待っていたパパのところに駆けて行きました。
パパはその時のマンゴーのあまりの美味しさと、息子の嬉しそうなニコニコした笑顔が忘れられないそうです。



夜光虫やこうちゅう永久とわ一夜ひとよ燦然さんぜん


最後はモルディブの思い出。

離島で過ごした日々。
静かなコテージからほんの10m程歩いてヤシの木の間を抜けると、そこはもう波打ち際という小さな島でした。
ある晩、寄せては返す静かな波が一面に青くキラキラと耀いていました。
それは本当に息をのむような光景でした。
真っ黒な夜の海のはずが燦然と青く耀いているのですから。
海に入っていくと足元がキラキラと光り、手で触れると指も青くキラキラと光りました。
何て表現したらよいか分からないけれど、幻想的で夢のようで、

《このまま時を止めてしまいたい》

この光景を目に焼き付けて、一生忘れないと思いました。

「夜光虫」という言葉をどこかで見たことを思い出し、たぶんそうだろうと思って後で調べたらやっぱり夜光虫らしい。
赤潮をつくるプランクトンが海面近くに大量発生した時に見られる現象だそうで、もう巡り合えないだろう人生一度きりの思い出です。
当時小学校に上がる前だった娘も(残念ながら息子はまだ生まれていませんでした。見せてあげたかったな。)その時の光景を良く覚えていると言うので、よほど印象的だったのでしょう。
一夜限りだけれど永遠の思い出です。



以上の三句で参加します。
ホストの旬くん、クルーの皆さま、どうぞ最後までよろしくお願い致します。
詠んで下さった皆様、ご参加の皆様、ありがとうございます。
俳句を通しての交流は、暖かでほのぼのとしたとても素敵なものです。
このような機会を与えていただき感謝しています。
これからも


「ずっとみんな一緒だよ」








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夏の思い出

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