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"京都嵐山を走る幻想トロッコ" 名物車掌さんが歌ったラスト1曲とは


うーえをむーいて
 あーるこおぉう
 涙がぁ こぼれないよおぉに…

車掌さんの美声が高らかに響き渡る。
京都の嵐山を走る観光列車「嵯峨野トロッコ列車」の中での話だ。



山陰本線の旧線を活用した嵯峨野トロッコ列車は、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの7.3キロメートルを約25分で結んでいる。
車窓からは、保津川渓谷の景色をのんびりと楽しむことができる。

しかも、この時期の嵯峨野トロッコ列車はライトアップされた中を走る"光の幻想列車"が特別運行されている。


実は、12月末で今シーズンの運行は終わり。
3月まで長い運休期間に入ってしまう。

そこで、シーズン最後の最終列車(光の幻想列車)に乗ってみることにした。


最終電車が出るトロッコ亀岡駅は、JR山陰本線の馬堀駅から歩いて10分くらいのところにある。


今の時間は16時30分。
まもなく夕日が沈む時間だ。

間もなく出会えるであろう、光の幻想列車に心がときめく。

座席の予約は全て埋まっていて満員。
注意が必要なのは、予約した切符の発券はら嵯峨野トロッコの駅ではできないということ。

JRの馬堀駅で気づいて、窓口で無事発券。
忘れていたら、乗れないところだった。



トロッコ亀岡駅に列車が入線。
いよいよラスト運行が始まる。

嵯峨野トロッコの座席は2種類ある。
壁がなく、足元まで透け透けのリッチ号(5号車)と窓ガラスのある通常の客車(1〜4号車)

真冬なので、通常の席を予約。
窓ガラスが大きく、開閉もできるので景色は充分に見られた。


保津川渓谷に沿って、列車が走り始める。

ん?ライトアップ?

まだ明るいのかなあ。


いちばん日の入りが早い季節の最終列車だと思うのだけど…
ちょっと明るい。

まあでも いい方に考えれば、渓谷の隅々まで見られてしかもライトアップまで同時に楽しめると考えれば贅沢なもの。


しかも、ここで名物車掌さんが、マイクを使って「上を向いて歩こう」を歌ってくれた。

海外からの観光客も多く、列車内はもうノリノリだ。

信楽焼のたぬきがお出迎え!


ここは、トロッコ保津峡駅。
かなりイルミネーションに力を入れているようだ。


しかし、外は明るい。笑

列車はトロッコ保津峡駅を出発し、嵐山方面へ向かっていく。


ちなみにいちばん盛り上がったのは、対岸に高級ホテル「星のや京都」が見えた時。

こちら側から手を振ると、星のやのスタッフの方も手を振りかえしてくれる。

いつの日か、あちら側からトロッコ列車を見てみたいものだ。


トロッコ嵐山駅へ到着。
竹の小径など嵐山観光に便利な駅なので、ここで降りる人も多い。

駅では、駅員さんたちがめちゃくちゃ手を振りながら、列車のお見送りをしてくれている。車掌さんの話だと、この列車のお見送りで年内最後の仕事になるとのこと。



ここで、車掌からのプレゼント!
ラスト運行ということで、もう一曲歌ってくれるらしい。

ほーたーるのひーかーり
まーどのゆぅきー
ふみよむ月日ー かーさーねつつー

歌ってくれたのは、螢の光。
ベタな歌かもしれないけれど、1年間のいろいろな出来事が曲と重なり合うようで、心の中に沁みていく。



嵯峨野トロッコ列車。
2024年は3月から運行再開とのこと。

桜の季節や新緑の季節にも、また乗ってみたいな。


あっ、そうそう。
結局、列車に乗っている間、外はあまり暗くならなかった。


イルミネーション感がやや足りなかったかな。
京都駅大階段のプロジェクションマッピングの写真をつけ加えておこう。




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冬の釧路湿原SL旅。
おすすめの乗り方をまとめてみました。


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