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昭和75~80年代の漫画を語る

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自分の幼いころ読んで好きだった漫画の話を好き勝手に書いてます。
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⑤昭和70年半~80年ごろの好きだった漫画のはなし(少女漫画編)

⑤昭和70年半~80年ごろの好きだった漫画のはなし(少女漫画編)

かなり間が空いたが昭和40年後半から50年代に小中高と過ごした私が読んでいた漫画。特に後半読んでいた少女漫画だかちょっとマニアック気味の私が印象に残っている漫画の感想。そんな中で今回どのくらいの人が覚えているだろう?ってやつを書く。

立原あゆみと言えば「本気(マジ)」。少年漫画じゃーん、って思う人が多いと思うんだが昔は少女漫画で少年を主人公で描いていたりした。

最初に読んだのは「麦ちゃんのヰタ

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④昭和70年半~80年ごろの好きだった漫画のはなし(少女漫画編)

④昭和70年半~80年ごろの好きだった漫画のはなし(少女漫画編)

今回は秋田書店「プリンセス」。

「プリンセス」といえばあしべゆうほの「ディモスの花嫁」が浮かぶ。
主人公の美奈子はヴィーナスの生まれ変わりとしてディモスに狙われる。悪魔とヴィーナスが兄と妹で愛し合っているという設定も謎だが、罰として生きながら朽ちていくヴィーナス。美奈子の体をヴィーナスが乗っとるために美奈子はディモスに狙われることになるが考えてみれば迷惑な話だ。

しかも美奈子を狙うので周りに近

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③昭和70年半~80年ごろの好きだった漫画のはなし(少女漫画編)

③昭和70年半~80年ごろの好きだった漫画のはなし(少女漫画編)

好きだった雑誌「花とゆめ」「LaLa」と「プリンセス」。

そこで描かれていたのは王道メジャー路線から外れていたと思う。が、名作揃い。

まず白泉社系から「花とゆめ」と「LaLa」で描かれていたもの。三原順「はみだしっ子」。

親にネグレクトされた子供たち。血のつながりはないが兄弟の様にお互い助け合いながらさすらう姿を時にコミカルに描かれている。話自体は重い。

これを読んだのはいつだったか。小学

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②昭和70年半~80年ごろの好きだった漫画のはなし(少女漫画編)

②昭和70年半~80年ごろの好きだった漫画のはなし(少女漫画編)

②なのでもちろん①の続きになります。自分の好きな雑誌を語ろうと思ったのだがもう少し説明を広げたくなってきたのでまた大きな出版社の話を続ける。

少女漫画二大勢力、講談社と集英社。

「なかよし」「りぼん」はお子様向け雑誌。これに横並びになる雑誌を前回「小学〇年生」を出していた小学館が時1980年代近くになって出す。それが「ちゃお」であった。

「ちゃお」といえば上原公子。そして風間宏子。

ふたり

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①昭和70年半~80年ごろの好きだった漫画のはなし(少女漫画編)

①昭和70年半~80年ごろの好きだった漫画のはなし(少女漫画編)

なんだか昔の漫画の話を書いたら1日で「漫画でいいね!が一番」だったらしい。気をよくしたのでここから少女漫画について語っていきたい。

最初は姫子シリーズから。男子漫画ありきの小学生だった私が少女漫画に触れたのは小学館の「小学〇年生」。1年から5年生ぐらいまで買ってもらっていた思い出がある。

親としてはここについている勉強問題をして欲しかったのが本音。

でも子供にとっては漫画ページが楽しみだった

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(少年漫画編)昭和70年半~80年ごろ好きだった漫画のはなし

(少年漫画編)昭和70年半~80年ごろ好きだった漫画のはなし

コメントのやり取りを何度も訪れてくださったYuraさんに。
漫画遍歴を当時のことを交えながら書く。
少しながくなるかもしれない。今日は少年誌を駆け足で巡る。

私が漫画を読みだしたのは小学校の三年生ぐらいだった。その前の私は父の買ってきてくれていた小学館の「小学〇年生」の中の漫画くらいだった。

当時、社宅に住んでいたが私の家と下の階の母たちが管理人を兼ねていたそこは男子独身寮でもあった。

さて

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