週刊少年サンデー

【今日の経営理念-vision-】
株式会社 小学館
出版物が世の中全ての悪いことを 無くすことはできないが、 人の心に良い方向を生み出す、 何らかの小さな種子をまくことはできる。 人生の中で大きく実となり、花開く種子を まくという仕事が出版であり、 これが当社の理念です。

見たいアニメが見つからないなら過去作をディグればいいじゃない 1980年前半編

どうも、次は昔のアニメ、1980年代半ばまでのアニメをピックアップしたいと思います。

今回は4つピックアップします。

1つ目は超時空要塞マクロスです。

このアニメはアイドル等歌手が出るところと可変戦闘機、バルキリーが人型とロボットだけでなくその中間、ガウォークがあるところが画期的でした。

また、劇場版の主題歌、「愛おぼえていますか」は1984年の代表曲の一つになりました。

アマゾンプライ

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藤田和日郎の漫画が苦手

「サンデーに下手な絵の(ジャンプやマガジンみたくガサツな絵の)漫画が載ってるという驚きだけでウケたのが藤田和日郎」という分析が、からくりサーカスを3巻ぐらいだけ読んで「よくあるプログラムピクチャーな漫画では?」としか思えなかった自分には一番しっくりきたな。
サンデー純粋培養な読者には初めて見るジャンプ・マガジン的な漫画はインパクトあったという話で。温室育ちなサンデーのお坊ちゃん達には刺激的だった?

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あだち充『H2』ネーム完全解剖       第32巻 第1話

長かった『H2』も最後のターンにはいる寸前。
残り二巻で一番大きな問題を回収するために英雄が動く。
また、古賀監督の意表を突く用兵が場を盛り上げる。

第1話 そんな理由で
P6下 石元のアップ。それを見ている明和第一・稲川監督の横顔。POVの応用

P7下 宇島東マネージャーの斜め横の顔。続いて英雄のロング。ページが替わって英雄のアップ。POVの応用。宇島東マネージャーの注意が英雄に向いたことを

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あだち充『H2』ネーム完全解剖    第20巻 第9話

第9話 大きすぎる期待
千川対伊羽商の試合開始。千川の先攻。
伊羽商・月形の非凡さと、それを越える千川・比呂の凄さに触れる回。この試合の演出は難しい。ラストに劇的な場面が用意されているがそこまでの引っ張り方が難儀なのだ。あまり盛り上がるとラストが際立たない。抑えすぎると読者が目を離してしまう。あだちさんは月形選手の身辺事情でそこを切り抜ける算段。
それらは次回以降に触れるとして、本回では野球漫画の

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あだち充『H2』ネーム完全解剖    第23巻

二年の夏の甲子園は明和第一が優勝して幕を閉じた。2回戦で負傷した比呂はしようことなしの夏休みを迎える。
比呂、春華、ひかり、英雄、木根、小山内の恋、恋心が絡み合う。

第4話 海と比呂に、
素晴らしい構成である。
場所は一貫して海。だが厳密な三幕構成になっている。
舞台を一貫することで、場面転換のエネルギーを読者に求めない。読者も集中しやすい。あだちさんはここぞという時は場面転換を避けるようにして

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第18巻

夏の甲子園出場を決めた千川高校が、現地に乗り込むまでの巻。同じ東京の南地区代表に明和第一がなり、比呂と英雄の甲子園対決を読者にハッキリ意識させる展開になっている。

第1話 すごすぎだよ
現在進行形ながらノスタルジックな雰囲気がある。それは他の全員がこれから先の事を見つめている中で、主人公・比呂(そして春華)が辿り来た道の険しさを振り返っているからである。
最終2ページ「知ってます?」の場面が決ま

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第3巻

明和第一と試合をして勝てば野球部を作る。負ければ解散をする事になった千川高校野球愛好会。実に少年漫画らしく、いささかご都合主義的な展開。あだちさんは序盤の設定の少しぐらいの粗さは気にしないようである。作品の面白さが設定ではなく展開にあると見切っているからだ。
とは言え少年漫画らしいワクワクする展開であるのも確かだ。ボクは自分の初めての連載『up・setぼ~いず』(のち筑摩書房『アップ・セット・ボー

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第15巻

千川高校対栄京学園の試合を中心に腕に違和感を覚える広田、新球の開発をする比呂、揺れる島、大竹を描く。
春華のサービスカットがある。

第6話 ヨロシク
ハッキリした三幕構成。
P95~P101 借金取りに追われながらも息子の応援に来る島の父親。
P102~P108 試合前の練習風景。島と広田の絡み。大竹を見つめる広田。
P109~P112 試合開始。千川を動揺させようとした広田の機先を制する比呂。

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第20巻

この前後数巻は『H2』の胸つき八丁だ。
野球漫画としての結末は既に決まっていただろう。それは言葉を替えれば、この辺りが手順のための手順になってしまう恐れがあるという意味だ。手順のための手中に陥ると漫画の熱量低下を招くし、読者も勘づいて離れてしまう。長期連載をやっていると、こう言う難しい時期は必ず来る。そこをどう乗り切るかが漫画家の腕である。
同じ野球漫画でも佐々木守+水島新司『男ドあほう甲子園』な

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