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5.依存心が強すぎる

・依存≠悪

いきなり逆説的だが、女が肉体的、経済的に頼り甲斐のある男を好きになりがちであること、依存心があること自体は実は悪くない。度が過ぎるとマズいという話である。

つまりは程度の問題であることを最初に言っておきたい。それにそもそも依存欲求は女の本能なので消し去れという方が無理である。

・「甘え上手」とは具体的になんなのか

となると次は「ちょうど良い依存度」を考えなくてはならない。言い方を変えると、男にもウケがいい「甘え上手」というやつだ。

女性向けコラムなどにも時折「甘え上手を目指せ！」みたいな文章が踊っているだろう。

俺は本書を書くにあたり、その手の媒体にも目を通しているが、大抵見当外れである。何故か。その記事を書いているライターが概ね女だからだ。

男が喜ぶ甘え方は男が一番知っているのに、男が書かず、男の意見も大して反映させず、女が女にとって都合のいい記事を書いているからだ。そんなものは的を外すに決まっているではないか。

よって男の俺が語る。

・奢り論争

「甘え上手度合い」を探るちょうど良い例題として「奢り論争」というものがある。ツイッターでは定期的に勃発するアレだ。

その争いの中で、やれ「奢らない男はダサい！」とか「女の子を大事にしてない！」とか、その反論として「男女平等の世の中で割り勘は嫌がるわけ？」などなど、様々な意見が湧き出てはぶつかり合い、結局結論はよくわからないまま、参加者の殆どが不快感を抱いて終わる不毛なイベントである。