プロジェクト「りすのこ」はじめます

自己紹介
おそらく、この文章を読んでいるということはInstagramやX(旧Twitter)から飛んできていると思うので、必要ないかもしれませんが一応しておきます。
名前:堤勇人 住所:京都府木津川市在住。奈良県奈良市との県境です。どちらかといえば、奈良とのつながりが強い街です。人口は約8万人、田舎の市ではありますが生徒数1500人を超える学校もあれば100人前後で廃校を検討するような学校もある子どもの増加と高齢者の増加が共存している街です。ただ、最近は子どもの増加は緩やかになっています。職業:作業療法士 急性期~維持期、病院から施設、在宅まで経験してきた、身障OTでした。身障OT=病院とかにいそうなリハビリの先生です。コロナ襲来で自分のやりたいことを見つめ直し現在は発達OTとして児童発達支援・放課後等デイサービス、保育所等訪問支援などで働いています。発達OT=子どもと遊んで成長を願う人です。


結論、なにをやるのか

私が今一番やりたいこと、それは「木津川市×子ども×作業療法」の構築です。具体的には木津川市が作業療法士の存在する街になり、子どものライフイベントに応じて自然と介入できる環境を作りたいと思っています。木津川市以外には市町村に作業療法士がいる地域はあるし作業療法の療育が受けれる市町村はたくさんあります。ですが、作業療法士として働いている私が住んでるこの木津川市という街にはありません。作業療法士という言葉にすごく敏感なため、ないとすごく違和感を感じます。作業療法士が自分の街にいたら絶対にいたら住みやすい街になります。幸せになるのは間違いありません。なので、自分の貴重な時間を費やして達成しようと考えています。
ちなみにまず初めに進めていきたい具体的な達成したい項目は、以下の通りです。
①3歳児健診などでの評価・相談
②園・学校への巡回訪問訪問・相談
③園・学校へ行きにくい児童への支援(不登校など)
④園・学校以外への支援(放課後児童クラブなど)
これはマストだと考えてます。現在、木津川市の職員には常駐の作業療法士はいません。それだけでなく、作業療法士がいる小児の発達支援施設もないため木津川市民は現在、木津川市の公的な部門で専門的な意見は聞くことはできません。木津川市には作業療法を受けれるところはありません。この問題、作業療法士が市役所に1人採用されたらかなりゴールに近づきます。でも、予算やらなんやらで多分簡単ではないでしょう。それに1人雇ったくらいでは木津川市をとても網羅できません。また民間でもある一定の作業療法(療育など)が受けれるとこまで出来て初めて本当のゴールだと感じています。短期的には、お隣奈良市でやっている会計年度任用職員でスポットで介入くらいのことはシステムとして導入出来るのではないか、そう思っています。その辺がスタートだと思っています。そして、それを主導しようと目論んでます。

なぜ「りすのこ」なのか

プロジェクト名には、ある団体が関係しています。

「りすのこ」のりすは、日本最先端の発達OT施設「はびりす」のりすです。この施設でやっている街まるごと作業療法しようとしている取り組みに感銘を受けました。政治家も巻き込んで本当にスゴいです。

そんな偉大な「りす」をパクりました。ただ、丸パクリはよくないと思い、「はびりす」になりきれてない子どもという位置づけでこの名前にしました。早く大人になりたいです。

木津川市はこんなところ

もしかしたら興味がないかもしれない木津川市についてもう少し説明させて下さい。
木津川市の発達支援は、京田辺まで北上するか奈良市へ南下するしかありません。土地柄、京都は南部に行けば行くほど作業療法士という人的資源が減っていき木津川市はほぼ皆無になっています。奈良市には人的資源がありサービスを受けることができても県をまたぐため情報を知ることが難しく、正直、木津川市の発達支援の必要な保護者さんは今現在も困っています。現在、私は奈良市の民間の事業所で働いていますが、何とかうちの事業所にたどり着いている人がいます。そのくらい療育が根付いていない街です。

わたしがやってきたこと

私は高校卒業後、大学を奇跡的に4年で卒業し作業療法士として身体障害の方に作業療法をしてきました。出来が悪く飽きっぽい性格ではありますが、急性期病院では管理職として作業療法部門の運営だけでなく学生の実習指導や病院の委員会活動などいわゆる面倒な仕事も卒なくこなしてきました(と思っています)。疾患も脳血管障害や整形疾患だけでなく呼吸器疾患、循環器疾患、がん、廃用とリハビリでやりそうなところは大体関わってきました。また、病院以外では老健や訪問リハビリ(在宅)、働き方は常勤からダブルワークで非常勤など多様な経験してきました。日々、業務に追われていましたが3学会呼吸療法認定士をとったり福祉住環境コーディネーター2級など一定の知識もつけていったとは思います。本当に色んなことやりました。お腹いっぱいと言っても過言ではありません。そして、現在は発達OTとして臨床に出ています。最近は、保育所等訪問支援という特殊な環境に身を置いています。今までの職歴を振り返ると、広義では「作業療法」をしているだけなのですが、個人的にはそうは思っていません。その場その場であれやこれやと手を変え品を変え天手古舞の毎日を10年以上続けていました。振り返ると自分自身が多動ではないかと、何となく感じている今日このごろです。

なぜ「今」なのか?

実は長男が4~5歳の時に療育に通っていました。そこで、自分の地域での療育のリアルを知りました。木津川市では、作業療法士さんのサポートはなかったけど、奈良市で作業療法士の療育は受けれました、病院でした。当事者になるといろいろ考えることもありました。いろいろ苦労したりお世話になった部分もありました。あれから約6年たちました。改めていろいろ知ったうえで、気づきました。
「木津川市変わってなくね?」
作業療法士がいない、サポートできる体制がないまま木津川市は現在も時が過ぎている。これは、誰かに任せたら目の黒いうちに誰かがやってくれるということすら怪しい、この苦労を感じてこれからも生きていく人がいる、それはまずくね…、私は作業療法士じゃなかったっけ?
「じゃあ、自分が変えてみよう」
大体の流れはこんな感じです。

なぜ「木津川市×子ども×作業療法」なのか

なぜ「木津川市×子ども×作業療法」なのか
私は今、奈良市で働いています。作業療法士の歴は長いけど子どもの分野は未経験からのスタートだったので作業療法士のバイザーがいる職場を選びました。もちろん木津川市にはそんな環境はありません。自分が経験値を積んで最大限に発揮できる場所に身をおいていると思います。以下、私の木津川市、子ども、作業療法についての思いです。

①わが街、木津川市が好き

もうすぐ、木津川市に住んで10年です。子どもが生まれて住みだした街も10年近くなると愛着が湧くものです。そんな街に自分が出来ることがあれば貢献したい、そんなお節介精神が私の心のなかにはあるようです。

②子どもと関わるのが好き

子どもは、昔から好きでした。一緒に遊ぶことで関わることは楽しいですが、仕事として関わることは難しいのでは?と考えてました。私は作業療法士としては高齢者中心に大人を対象に比較的色んな経験をしたほうだと自負しています。そんな私は、この新たな分野(発達OT)にチャレンジして既に刺激が少なくなってきています。自分だけ特別な経験をしたいとは思いませんが、もっとスパイスの効いた経験を追加でしたいと思ってそれがこのプロジェクトです(スパイス効かせすぎたか)

③作業療法が好き

「作業療法」の良さを語るのは、だいたい頭のいい研究者OTとかイケイケの起業家OT達です。その出来るOT達の発言はもちろん有益ですが、私みたいないろんなものに目移りしてきた取っ散らかった社畜OTが「やってみよう」で新たな作業療法の楽しみ方を伝えていこうと思っています。頭ぐちゃぐちゃでも頑張れば作業療法で世の中を変えれる可能性があるを目標に頑張っていきます。この結果は、必ず発達について困っている人に勇気と希望を与えるはず。そう信じています。

長くなりましたが一番伝えたいこと

ここまで語っておきながら、このプロジェクトには仲間がいません。仲間募集中です。作業療法士は現場で頑張るのが仕事です。ただ、それを達成するのに作業療法士だけではこの願いは叶いません。市役所関係者、療育関係者、福祉関係者、当事者家族などおそらく多岐にわたって協力は必要です。もし、もし、もし何かしらのサポート出来る方いれば是非協力お願いしたいです。このプロジェクトは、雇用でもなくただの集まりです。どのように管理するかは全く決めていません。でもまとめていくつもりです。


以上、つらつらと草案を書きました。説明不足はこれから補います。今後とも宜しくお願いします。

作業療法士
堤 勇人(つつみ はやと)

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