「りすのこ」が木津川市にこだわるもうひとつの理由

前回書いた私のお気持ち表明のような記事が比較的いろんな人に見ていただいたようです。ありがとうございます。まだ見ていない方は以下にありますので、是非見ていただけたらと思います。

今回は、私がなぜ木津川市という枠組みで目標(プロジェクト)を設定しているかについてもう少し掘り下げて書いていこうと思います。というか、以前話していない理由もあるのでそのことについてお話させてもらえたらと思います。


木津川市で起きた大事件

いきなりですが皆さん、この事件知っていますか?

この事件は既に判決が出ていますが、事件があったのは2017年11月24日。要約すると、発達障害(疑)の当時3歳の男の子をお母さんが溺死させた事件です。この事件、個人的にはかなり衝撃でした。何が衝撃かというと、この事件を知ったのが、今年に入ってからなのです。
木津川市に住んでいながらこのようなショッキングな事件を知りませんでした。
既に療育の分野にチャレンジはしていましたが、たまたま木津川市の療育の話をしていると、ある市議からこのことを教えてもらいました。

この市議さんに教えてもらったのですが、実際に議会でもこの事件をもとにどのような改善が必要か話をされています。私自身はこの話を聞くまでは、発達OTは「自分の個人的なスキルアップのひとつ」と考えていた部分がありました。しかし、この事件を知って「木津川市という街を巻き込んだスキルアップ」に考えを変えようと決心しました。

木津川市は、

発達障害によって幼い子どもの命が消えた街…

信じられない現実が起きた街…

そして大きくメディアに取り上げられることなく、今に至った街…

ネガティブな気持ちになってしまった感情を、自分の手で未来を変えてポジティブな気持ちになれるようにそんなこと考えています。

事件の要約

議会・記事を全て閲覧するのは大変だと思うので話をまとめます。お母さんは発達相談も心理士さんなどから受けていました。お子さんは1人ではなく3人兄弟の真ん中です。ワンオペ育児だったそうです。お母さんは、インターネットでたくさん発達障害について調べていたそうです。お子さんが話をするのが苦手な時期にいろんなことにチャレンジしていました。その一方で、お母さんは精神疾患の病名(躁うつ病)を診断されています。お母さんがどの程度器質的に持っていたかは不明です。療育先は作業療法士など専門職のいる有名な施設を検討していたそうです。その施設は、木津川市ではなく車で30分程度走らせる所でした。すぐには入れず半年待ちの状態でした。そして、この事件の後、事故を装い隠ぺいをはかったため一旦は事故で処理されています。その後、引っ越し・離婚され事件のことを友達に打ち明けた所、内部告発で逮捕という経過を追っています。何が正義で何が悪かはわかりません。私見ですが、この問題は「お母さんが悪い」そんな簡単な問題ではないと思っています。

「木津川市×子ども×作業療法」と定めた理由

善悪は判りません。この事件を受けて、私が感じたこと、それは作業療法士が手を差し伸べることができればもしかしたら違う未来がはなかったのではないかです。過ぎてしまったこと、たらればなのは承知の上ですが…
この事件に出てくる母親、父親、ママ友、行政の職員、療育のスタッフ…様々な視点で見えるものがあると思います。この事件にどう感じるかも千差万別だと思います。

繰り返しになりますが、私はこのようなことが2度と起きないようにしようと行動するつもりです。その一つの試みが「木津川市」の未来を変えること。前回取り上げた「木津川市×子ども×作業療法」をテーマにこのようなことが起きない未来、明るい未来を目指すというのが私の視点です。

過去を直視して前へ進む、その先に道はある。まだ何をすれば最適なのかは分かりませんが、色んな人に出会いチャレンジしていきます。

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