ドイツの水道水って硬水ばかり?
こんにちは!!ドイツ在住のTさんです。
以前、『ドイツの水道水は飲めるの?』という以下の記事を書きました。
この記事の中で、『我が家では水道水をBRITAを通して飲んでいます。(カルキが強いため)』と記載させていただきました。
その時にふと思ったことがあり、ドイツの水道水ってドイツ全域で硬水なの?という疑問が出てきました。
そこで今回は同じ水道水でもドイツ国内の各地域で水の硬さを調べてみたので、こちらでご紹介したいと思います。
ちなみに今回の情報は全て以下のリンクを参照・引用しています。
水の硬さとは?
まずそもそも水の硬さとはどのようなことを指すのでしょうか?
以下がその内容になります。
水の硬度は、土壌の地質学的組成に依存しており、降水は土壌に浸透し、カルシウム化合物やマグネシウム化合物などのアルカリ土類金属塩(硬度鉱物)を吸収します。カルシウムやマグネシウムが多く含まれている場合は硬水と呼ばれます。ほとんど含まれていなければ、それは軟水です。そのため、水の硬度は地域によって異なります。
水の硬度は「ドイツ硬度度(°dH)」で表示され、以下のように分類されています。
ドイツの地域ごとの水の硬度
以下が参照リンクより引用したドイツ国内の各地域ごとの水の硬さを示している図になります。
ドイツでも地域によっては柔らかい水の場所があるようですね。
硬度の高い水のメリット・デメリット
以下が硬度の高い水のメリット・デメリットになります。
◆硬水のデメリット
・家電製品や金具に石灰分が多く付着する。
・洗濯機などの家電製品では、石灰石を中和するために、より多くの洗剤が必要となる。
◆硬水のメリット
・人体へのカルシウムとマグネシウムを補える。
硬水による日常生活の影響
これはうちのアパートのケースですが、私の住んでいる地域も硬水なのですが、やはり日常生活での硬水による影響でカルキが良く発生しています。
おそらく他の家でも同様のことがあるのかなと思っています。
シャワーヘッド ⇒ 使用期間が長いとカルキでところどころ水の出が悪くなります。。。
ケトル ⇒ 注ぎ口や湯気が当たる部分などがカルキで真っ白。。。
こんな感じですね。。。
日本だと今までなかったので、この掃除がひと手間かかる感じです。
ちなみにこれらのカルキはお酢を水で薄めた弱酸性の液体で洗えば綺麗になります。
ドイツと世界の水の硬さの基準の違い
ということで、『ドイツも柔らかい水が地域によってはあるみたいです』と言いたいところですが、実はそんなに単純ではありませんでした。。。
水の硬度の日本とドイツの比較を調べていたところ、どうやらドイツは独自の指標を用いており、WHOなどとは異なる指標を使用しているようです。
以下がその違いを表した図になります。
※ちなみに日本はWHOと同じ基準を用いています。
上記の図は以下のリンクより引用しています。
上記の図より、ドイツの軟水は場合によっては硬水や中硬水に該当するみたいです。
まとめ
ということで、今回はドイツの水は硬水ばかりなの?という点についてお話してきました。
結論として、ドイツと世界の水の硬度の基準が違うので、ドイツの軟水は日本を含めて世界の基準に当てはめると、軟水だけでなく中硬水や硬水の場合があるということですね。
やはりドイツに住む以上、ある程度はカルキと付き合っていく必要があると思います。
(もしかしたらドイツの軟水のエリアで、世界基準での軟水の場所が見つかるかもしれませんが。)
以上、参考になれば幸いです。
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