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③日本人の思想改造を図ったGHQの司令を暴く

残念ながら日本は大東亜戦争に負けてしまいます。日本を占領統治したのは米国の※1マッカーサー元帥率いる『連合国軍最高司令官総司令部』略してGHQです。GHQはほとんど米国人によって構成されていました。

GHQは『軍国主義の払拭』や『戦後改革』という建前の下に日本人に対してさまざまな政策を押し付けてきました。
そしてその根底にあったのは前回挙げた明治以降の国家理念を日本人に忘れさせ日本人の崇高な理想を破壊しようとするものでした。

それでは、GHQが占領下の日本人の思想改造を図るために行った政策をみていきましょう。

1、『日本教育制度に対する管理政策』

昭和20年10月22日に日本政府に示されました。
これは軍国主義的・超国家主義的教育の禁止と国際平和、基本的人権思想の教育を求めたものです。
一見問題なさそうな感じですけど、軍国主義とは何か?超国家主義とは何か?その言葉の定義をGHQが決めた点が大問題です。

2、『国家神道・神社神道に対する政府の保証・支援・保全・監督並びに弘布の廃止に関する件』

昭和20年12月15日に出されました。
『神道司令』と呼ばれるものです。
信教の自由の確立と軍国主義の排除、国家神道を廃止し、神祇院を解体、政教分離を実施することを目的とし、当初は神道行事一切を排除する内容でした。
これはさすがに日本の庶民からの反発を受け、その後限定的になりましたが、国家神道、軍国主義、国粋主義を連想する『大東亜戦争』『※2八紘一宇』『神国日本』などの言葉の使用が禁止されました。
これは公文書からメディア、教育現場へと広がっていき、日本人はそれまで使っていた言葉をGHQによって削り取られたことになります。
現代の若者は『八紘一宇』の意味を知らないし、『大東亜戦争』という言葉もあまり聞いたことがないと思います。

3、『修身・日本歴史及び地理の授業停止に関する件』

昭和20年12月31日に出されました。大晦日です。
『修身』というのは今日の『道徳』の授業に該当しますが、身を正しく修め、立派な行いをするように努めることが目的であっても、教育勅語を拠り所とした教科はまかりならんというわけです。
日本の歴史も地理も日本神話とのつながりがあります。
これらの授業停止は明らかに『神道司令』に対応する措置だったのです。

GHQの指令はまだまだ続きますが、今回はこのへんでやめときましょう。

次回を、お楽しみに。

※1 マッカーサー元帥
1880〜1964 米国の陸軍軍人・元帥。
米国極東軍事司令官として対日反攻を指揮した。戦後は連合国最高司令官として日本に進駐。GHQを通じて占領政策を実施、日本の非軍事化と民主化を進めた。朝鮮戦争では国連軍司令官も兼務するが、トルーマン大統領と対立して解任された。

※2 八紘一宇
日本書紀に『あめのしたをおおひていえにせむ』とあり、全世界を一軒の家のように皆が仲良く暮らせるようにしたいという意味。
これを第二次近衛文麿内閣が基本国策要綱に明示したことで、白人列強による従来秩序に代わる日本の新しい理念として日本国民に意識される。GHQはこれを危険思想と決めつけた。

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