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⑤GHQがあらゆるメディアに対して行った徹底的な検閲について

GHQは放送、新聞、雑誌、書籍、映画、演劇、紙芝居等々、あらゆるメディアに対して徹底的に検閲を行いました。

GHQが『言論及び新聞の自由に関する覚書』を出したのは昭和20年9月10日です。
別名『新聞報道取締方針』と言われたこの方針は連合国最高司令官の指令という形でも出されました。

1、連合国は日本の将来に関する議論を奨励するが、世界の平和愛好国の一員として再出発しようとする新生日本の努力に悪影響を与えるような議論は取り締まるものとする。
2、公表される連合国軍隊の動静、及び連合国に対する虚偽の批判もしくは懐疑的批判、流言飛語は取り締まるものとする。

など5項目が示されました。
GHQの批判は一切ダメということですね。

続いて9月21日に『日本に与うる新聞遵則』が指令されます。
別名『プレスコード』です。

1、報道は厳に真実に則するを旨とすべし
2、直接又は間接に公安を害するが如きものは之を掲載すべからず
3、連合国に関し虚偽的又は破壊的批判を加ふるべからず。
4、連合国進駐軍に関し破壊的批判を為し又は軍に対し不信又は憤激を招来するが如き記事は一切之を掲載するべからず。

など10項目が示され、さらに細かく30項目の削除、発行禁止対象が設けられました。
ここは重要なので細かくみていきましょう。

1、SCAPに対する批判
2、極東国際軍事裁判批判
3、GHQが日本国憲法を起草した事に対する批判
4、検閲制度への言及
5、アメリカ合衆国への批判
6、ロシアへの批判
7、英国への批判
8、朝鮮人への批判
9、中国への批判
10、その他の連合国への批判
11、連合国一般への批判
12、満州における日本人取り扱いについての批判
13、連合国の戦前の政策に対する批判
14、第三次世界大戦への言及
15、冷戦に関する言及
16、戦争擁護の宣伝
17、神国日本の宣伝
18、軍国主義の宣伝
19、ナショナリズムの宣伝
20、大東亜共栄圏の宣伝
21、その他の宣伝
22、戦争犯罪人の正当化および擁護
23、占領軍兵士と日本女性との交渉
24、闇市の状況
25、占領軍軍隊に対する批判
26、飢餓の誇張
27、暴力と不穏の行動の煽動
28、虚偽の報道
29、GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
30、解禁されてない報道の公表

まず、1のSCAPってのは連合国最高司令官の事です。
面白いですね。
23の『占領軍兵士と日本女性との交渉』ってのは、占領下に日本は米国の求めに応じて慰安所を設置しましたが、進駐直後から米兵による日本人女性に対する暴行事件は多発しました。それを報じることをGHQは禁じたのですね。
30の『解禁されてない報道の公表』ってのも日本人に何を伝えて何を伝えないのかをGHQが決めていた事の証左ですね。

では、次からどのように検閲が行われてきたかを具体的にみていきたいと思います。

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