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ユダヤ人とは誰なのか?

ロスチャイルドは勿論のこと、世界の有力な銀行家、政治家、官僚、シンクタンク、学者、マスコミの有力者などなど、つまり世界に影響力を持つ人たちにはユダヤ人が圧倒的に多いのです。

しかし一言にユダヤ人と言っても実はその定義さえハッキリしない不思議な存在なのです。

一般論を言うと古代イスラエルの十二氏族のうちユダ族だった人たちがユダヤ人ということになっているのですが、実際はかなり複雑に入り組んでいます。

「聖書の民」であるユダヤ人は、イスラエルからスペイン方面に逃げてきた有色人種で「スファラディ系ユダヤ人」と言います。

そして、キリスト教に改宗させられたり、改宗したふりをした隠れユダヤ人を「マラーノ」と言います。

また、同じアジア民族に溶け込んだユダヤ人を「ミズラビ」と言います。

それと、ヨーロッパの貴族階級に同化してゆき、特権を享受していた一部のユダヤ人のことは「ホフ・ユーゲン(宮廷ユダヤ人)」と言います。

ところで、7世紀から10世紀にかけてカスピ海の北でハザール汗国という国がありました。

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8世紀半ば頃、イスラム軍がこのハザール汗国に侵攻してきて、改宗を迫ります。

ハザールの隣はキリスト教の大国、東ローマ帝国です。

東ローマ帝国と友好関係にあったハザール汗国の皇帝は、悩んだ末にキリスト教とイスラム教の元となったユダヤ教を国教とし、それ以降、国民全員がユダヤ教徒になりました。

このユダヤ教徒に改宗したハザール人たちが、のちにアシュケナジー(ドイツ系)と言われる白人のユダヤ人となったという説があります。

現在、イスラエルにいるスファラでィ系ユダヤ人は少数派で、90%以上がアシュケナジー系ユダヤ人です。

肌が浅黒い有色人種のスファラディと白人のアシュケナジーとは、血統的には全く無関係な民族です。

ですから、アシュケナジーが「神の約束の地に帰る」ことを口実にパレスチナにユダヤ人国家を建設することは、正当性があるとは言えないのです。

テルアビブ大学のシュロモー・サンド教授の『ユダヤ人の起源ー歴史はどのように創作されたのか』(浩気社)という本によると、「今のユダヤ人の祖先は別の地域でユダヤ教に改宗した人々であり、古代ユダヤ人の子孫は実はパレスチナ人だ」という説を展開し、イスラエル政府が主張する「ユダヤ人国家」には根拠がないと批判しています。

しかし世界の主要企業やマスコミの大株主の顔色を伺ってか、これらの説はタブーとして、決して表には現れないのです・・

おしまい

pokoblog ブログもやってます。

【参考書籍】『金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った』 安部芳裕 (徳間書店)

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