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結論:弱点に集中して「取り組むな」

学習の定着度って大事ですよね・・・

学習って言っても方法は千差万別だと思います。

ここでは勉強とテストをどれくらいのバランスで取り組むのがいいか述べますね。

※意外な結果なので自分の勉強方法を過信せずしっかり最後まで見てください

目次

・4周勉強してもらった定着率はどうなった

・かかった時間はどうか

・ここから何が言えるか

・まとめ

・4周勉強してもらった定着率はどうなった

対象:アメリカの学生40名

実験内容:スワヒリ語の単語暗記・異なる学習方法(4パターン)で4回反復し定着率を調べる

結果:

①:全範囲を勉強・全範囲のテスト繰り返し(定着率:81%)

全全まじ

②:弱点勉強・全範囲テスト繰り返し(定着率:81%)

全全

③:全範囲勉強・弱点テスト(定着率:36%)

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④:弱点勉強・弱点テスト(定着率:33%)

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結論:

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勉強の反復回数を増やしてもあまり定着率が上がらない

・テストの反復回数を増やすと記憶の定着率は上がる

・すでに正解できた問題も繰り返しテストすると記憶力の定着が上がる

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※全パターンのグループが「自分の定着率は50%くらいだ」と答えたので

・1位のグループは思ったより定着している(自己評価低め)

・ビリは思ったより定着していない(自信過剰)

・かかった時間はどうか(ちゃんとみなくていい)

しかし、4回反復した結果かかる時間は勉強方法によって異なります。

そこでかかった総時間は先ほどの順番で用いると・・・

①:全範囲を勉強・全範囲のテスト繰り返し(2.07)

②:弱点勉強・全範囲テスト繰り返し(1.53)

③:全範囲勉強・弱点テスト(1.57)

④:弱点勉強・弱点テスト(1.00)

※()内は弱点勉強・弱点テストを1.00とした時のかかった時間です。

まあ、でしょうねって結果です。

・ここから何が言えるか

俗にいう生産性が(定着率)÷(かかった時間)だとします。

計算すると・・・

①:全範囲を勉強・全範囲のテスト繰り返し
(81%)÷(2.07)=0.39

②:弱点勉強・全範囲テスト繰り返し
(81%)÷(1.53)=0.52

③:全範囲勉強・弱点テスト
(36%)÷(1.57)=0.23

④:弱点勉強・弱点テスト
(33%)÷(1.00)=0.33

まあ数字の羅列でわかりづらいでしょう・・・

つまりですね、生産性の高い順番に並べるとこのようになります・・・

②:弱点勉強・全範囲テスト繰り返し

全全

①:全範囲を勉強・全範囲のテスト繰り返し

全全まじ

④:弱点勉強・弱点テスト

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③:全範囲勉強・弱点テスト

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考察:

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・なかなか定着しないものに時間をかけるのはコスパが悪い

・定着しやすく重要な項目に時間をかける方がコスパがいい

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まとめ

勉強の反復回数を増やしてもあまり定着率が上がらない

・テストの反復回数を増やすと記憶の定着率は上がる

・すでに正解できた問題も繰り返しテストすると記憶力の定着が上がる

・なかなか定着しないものに時間をかけるのはコスパが悪い

・定着しやすく重要な項目に時間をかける方がコスパがいい

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