「ひとつ壁を超えた」と、自分の病気が教えてくれた
聞いてください。わたし、卵巣がやっと4センチ以下になったんです。やったー! 診察場を出たあと、喜びをかみしめました。
3年ちょっと前に、卵巣の病気が偶然見つかって。発見時は相当落ち込んだけど、いま思えばラッキーでした。
左右ともに腫れてて、その時は左が8センチ、右が4センチあって。8センチなんて、わたしの握りこぶし大です。そんな大きさなのに、全く気づいてなかった。その日から飲み薬での治療が始まりました。
もうそれからの私は必死です。原因をいっぱい考えたけど、全然分かりませんでした。だからなんとか治そうへ、頭を切り替えたんです。
わたしの病気は「血液のたんこぶ」みたいなもんかな。お腹の血流を促せば治るんじゃないか。そう考察です。ここまではよかったんですが…で、促すってどうすんだ? こりゃまた分からなかった。
そんなある日、SNSに「骨盤ヨガ」なるオンラインヨガが現れて。コレだ!!と思いました。折しもコロナ全盛期。zoomが一気に広まった時期でもあり。さもなくば出会えない縁でした。いっぱい調べた上で、申し込んだのを覚えてます。そして今も続けるくらい、合ってました。
病気だと分かってからは、体の不調に耳を傾けるようにもなって。もう無理はしない。心に決めたんです。
体がしんどいなら休む。体を冷やさない。暴飲暴食をしたくなるくらいに、ストレスを溜めない。とっても当たり前をしてなかった。生活をひとつずつ見直しては「そうね。してなかったよね」と反省です。少しずつ無理ない範囲で生活へ取り入れました。
そんなこんなしてたら、右は正常に戻り、左も半分の4センチになったんです。もうこのまま治らないかと思ってたから、うれしくて。いつの日か左も正常になるんじゃないか。夢にみました。
ただここからが、そうもいかないかった。左は4センチをピークに、4センチ以上を行ったり来たり。1年くらい続きました。わたしが内服治療となったのは、左右ともに腫れてたから。左だけとなった今、手術と言われんじゃないか。ヒヤヒヤしてました。
最近始めたのは、お腹のマッサージとお弁当作り。お腹のマッサージは治す作戦のひとつだったけど。お弁当作りは狙ってません。たまたまです。でもどっちも効いた気がする。無理ない範囲で続けてくこと、決定です。
冒頭の話に戻りますが。そんなわけで数日前に産婦人科へ行ったら、初の4センチを切ってて。もうビックリ。ある日突然、その日はごく普通にやって来るんですね。「よっしゃー」と心の中でガッツポーズでした。
ひとつ壁を超えたんだな。ひとり感慨深いものがあったのでした。よし。あとちょっと。
では また
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