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愛しい息子と。。。Ⅹ

両親が元気な頃は
実家で父親がついた餅を
母親が長崎型の平たい鏡餅にして
あんこ餅や干し柿や葉付ミカンと一緒に
年末に送ってくれた

父親が他界してからは餅つきをしなくなり
母親は干し柿づくりをやめたので
もう長崎型の正月準備をすることはなくなったが
八王子にいた頃までは
煮しめや紅白ナマスや栗きんとんは作っていた

この正月はネット予約の冷凍オセチを食べた

息子は栗きんとんが大好きだったので
栗甘露煮とさつまいもだけは前もって買っていたが
風邪で寝込んでしまったので作ることができず
昨夜、栗甘露煮を使って【栗ご飯】を作った

昨日は暇な事もあったからか
急に【煮しめ】も作りたくなった
この心理はいったい何なんだろう!?
ただ、海老や高野豆腐を入れると
「正月用オセチ」になってしまうので、
ただの煮しめにした(*´з`)

これは普段の【煮しめ】である
長崎の実家のオセチは高野豆腐や尾頭付きの海老が入り
素材ごとに鍋を変えてそれぞれ食材に合った味付けをして
デザートの寒天ゼリーを付けて大皿に盛り
ブリの刺身やナマコの小鉢と一緒にテーブルに並べる

息子と別々に暮らすようになると
自分のペースで正月を過ごすようになるので
もしかしたらまた昔のように
長崎型のオセチを作るかもしれない

そういえば
捕鯨がまだ盛んだった頃は
必ず「冷凍クジラ」の刺身があり
煮しめには「湯かけクジラ」が入っていたが
今はもうクジラは用意出来そうにない

もし息子が家族を作ることがあって
その時母にまだ体力が残っていたら
母親が私たち兄妹にしてくれたように
茶碗蒸しや中華粽や饅頭やあんこ餅を
作ってあげたいと思う(´∀`*)


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