見出し画像

茶畑を朝歩く

狭山茶を生産する入間市。
本当に埼玉の
お茶だらけエリアなのか
その秘密を探るべく向かった。

最近の日の出や日の入りから、
日の長さは短くなっているのかな。
4時台の日の出は5時に、
19時の明るさはなくなって
秋の近づきを感じる。でも、
日中はまだまだ暑い。
頭も重たくなるし、
熱中症になるか、焼け過ぎて
どうにかなってしまいそうだ。

外出といっても、
時間帯を考えても
仕方ないのかもしれないが、
自分の体のことは勿論、
車を使うなら車が日差しに
やられて熱くなること、
その車内にいるのか離れるのか、
よってエアコンのオンオフで
燃料の心配もしなくてはならない。
こう色々と考えた時に、外に出るのは、
猛暑の真夏において、
すごく嫌なもので
本当は退屈に感じる
インドアな一日中ひきこもりスタイルを
泣く泣く選んでいた。
外に出るのは自殺行為
なんじゃないかくらいの考えでいた。

これ以上、自分にとって、
何もない状況や先送りに
引き延ばしまくる状態を
良しとは出来ないので、
暑さ薄し、
人混み及び交通量少なし、
早起きは問題無し
ということで、
1日を長くより多くに
有効活用もすべく、
早朝の茶畑ウォッチをしてみた。

それが、茶畑と朝焼けの
一枚たちである。
やはり、熱帯夜なのか、
真夜中で日にちが変わって(深夜26時)
午前2時くらいでも、
蒸し暑くて息苦しいなと
感じていた。
やっぱりまだまだ真夏。
いざ出かけて
畑のど真ん中に来ると、
周りにはビルなんて無いし、
工場や民家は見えても、
身近に視界を遮るものは
存在しない場所で、
不思議と空が近いな
見えやすいなという感覚に陥った。

今朝は日の出は5時前後ということで、
夜明けの中にいる様子を
客観視した時に、なぜか
楽しくもなった。そして、
車を邪魔にならないところに
仮止めして、外を出た
瞬間に感じたのは、朝の清々しさ、
何と言おうか。潔すぎる朝だろうか、
農村地区の朝の涼しさたるや、
空気も澄んでいるのだろう、
こういう朝早起きして
深呼吸した時の気持ち良さというのは、何ヶ月ぶりか、夏本番前の
初夏5月以来のものだろうか。

しかし、
ここは狭山茶を生み出す茶畑の中。
このお茶っ葉たちも、格別の空間を
演出してくれたに違いない。
こんな風に畑のど真ん中で、
朝の新鮮な空気を吸って、
心地良さを感じたのは勿論初めてだ。
よく分からない土地なのに、
見たさと写真に収めなきゃ
みたいな気持ちに取り憑かれて、
涼しさにも甘えて、
小走りで畑そこら中を駆けた。

今回は朝焼けになってしまった。
お茶を実際に買ったり
飲んでもいないこと、
夕焼けそして収穫シーズンを
まだ知らないし、
広い茶畑と思いきや、
各農家さん思い思いの活用で
ネギやナスなど他の作物も合わせて
自給自足レベルで栽培を
楽しまれている様子も確認できて、
ノマドライフの真髄を伺ってもみたい。

印象的なのは、
え?ココに⁈というような
小スペースなどにも茶畑というか
緑のカーペットを敷き詰めるように、
民家の位置や地形と
生活道路などにも合わせて、
緑の床で埋め尽くされている画は、
目にして初めて驚きも得たし、
自分らが飲んでいる
お茶の成り立ちを
垣間見られた気がして、
感慨深くなった。
今度は涼しくなって、
落ち着いて探検して見て回りたいし、
飲みたいし、知りたい。
埼玉を歩く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?