たくさん歩いた。
途中まで行って引き返すこともあったし
気持ちが良くて思いっきり走ったこともある
それで疲れて少し休憩して
やっとの思いで立ったのに転んだこともある
道が枝分かれしてるせいでグルグル迷って
何度も同じ道に戻ってきたり
まっすぐな道に出られたと思ったのに
そこには大きな水たまりがあったり

なかなかゴールが見えなくて、どうなるのか不安で怖かった。
まさか、やっと見えたゴールに君が立って待ってくれているなんてね。
もっと先に言っといてよ、もし私が途中で投げ出していたらどうするつもりだったの？
君に会えなくなるところだったじゃない。

でもこの長い道のりがなかったら、そんな風に思えていなかったと断言してくれるなら、私は歩いてきてよかったと心の底から言えるわ。
そんな君もこのゴールに着くまで、長い道のりを歩いてきてくれたのかもしれないしね。
投げ出さないで、ここまで来てくれてありがとう。
私が愛しいと思う君でいてくれてありがとう。