日韓関係を現代史からわかりやすく解説

最近のニュース番組を騒がせている、日本が韓国を輸出優遇国から解除したことからも分かるように、ここ数年の日韓関係は1965年の国交正常化以来最悪の状態が続いています。10数年前に起こった韓流ブーム、近年の韓国アイドルグループの盛り上がりをみるに、イメージはあまり悪くはなさそうなものですが、、、

なぜ日本と韓国の関係はなかなかよくならないのか、その原因を現代史の観点から解説していこうと思います。解説といっても、大層なものではございません(笑)。これからニュースを見るときに、メディアから正しい情報を汲み取り、自分の意見を持ってもらえるよう、要点を絞り解説していきます。

1.慰安婦問題

そもそも慰安婦問題とは、日本は戦時中韓国を植民地化していました。そのために、戦時中の日本兵の性欲を満たすために、韓国人女性を慰安婦として強制動員していた歴史があります。それはもちろん慰安婦側からすれば賠償金を請求したくなるのも理解できます。

しかし、日本と韓国は1965年に日韓基本条約を結び、国交を正常化させることになりました。この条約の中で、日本は敗戦時に朝鮮半島に残した財産の返還を請求。韓国は日本の植民地支配に対する賠償を請求しました。ですが、この請求を両国互いに放棄することになりました。つまり、韓国側は慰安婦問題について請求する権利を持っていないのです。しかし、韓国側は何度も慰安婦問題を取り上げ、今日に至るという流れとなっています。

2.竹島の所有権に関する問題

日韓関係を悪化させた要因の一つとして挙げられるのが竹島を巡る問題です。竹島を巡る問題の本質は、両者の意見が食い違っているという点です。

お互いに竹島は自国の領土であることを主張している中で、2012年当時韓国の大統領であった李明博大統領が竹島に上陸するという出来事がありました。これにより、日本が韓国に持つイメージは非常に悪くなることとなりました。

そもそも日本側の主張は、「竹島は1905年に日本の領土として組み込んだ。1951年において結んだサンフランシスコ平和条約の中でも、敗戦を受けて日本が放棄する領土の中にも竹島は含まれておらず、国際的にも竹島は日本の領土である」と主張しています。

対して韓国側は、「独島(韓国名)は、韓国側が先に領有していたのに、植民地の中で日本に奪われた」と主張しています。

両者意見が食い違うこの件において、双方が納得のいく着地点にたどり着くことはできるのでしょうか。

3.徴用工問題

徴用工における問題も、1で述べた慰安婦問題とほとんど同じです。徴用工問題とは、日本が韓国を植民地支配している際に、韓国国民を徴用として強制的に働かせたというものです。

これも1965年に結んだ日韓基本条約において、韓国側は請求権を放棄しているにもかかわらず、賠償金の支払いを求めているという顛末です。

4.最後に

今回は、日韓関係を取り上げさせてもらいましたが、今後も現代史の観点から様々な国々の関係を中心に取り上げていきたいと思います。

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