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「闘う」「赦す」「去る」のどれを選ぶか考えさせられる『ウーマントーキング』@アマゾンプライム

あらすじ

ある村で、女性たちは朝起きたらレイプされていたということが続いていた

悪霊の仕業と言われていたが、実際は薬を飲まされていた

男たちがいない二日間で、「闘う」「赦す」「去る」のどれかを選ばないといけない。


万人向けではない作品

女性たちが納屋でずっと話してるだけなので、万人向けの作品ではないですが、私のようにササる人にはササる作品です

結末は書いていませんが、
内容をあまり知りたくない人はここまでで読むのをやめて下さい

2010年

勝手にこれは昔の話なんだと思って見ていたら、「2010年の国税調査」という文字が画面に

これはボリビアでの実話をもとにした原作があるらしいです

現代の話なんです
恐怖です

三つの選択肢「闘う」「赦す」「去る」

今の自分の状況と全く同じです
家庭ではなく仕事で今しんどいことが続いています

「赦す」ほど心が大きくなく
「去る」となると次への不安や今の仕事への責任があります
「闘う」ほどの気力や勇気がありません

映画でも女性たちがメリットとデメリットを挙げて話しあっていきます

しかしどの行動にも結果と感情が伴い、どの選択も選びにくい状況が続いているため、この作品な私は強く共感しました

“leaving and fleeing are different

「去るのと逃げるのは違う」

という言葉に救われました
私も我慢ができなくなった時は去ろうと思えるようになりました

男たちに頼む?ask men to do something

「男たちに出て行ってくれるように頼む」
という意見が出ます

「今まで男に頼み事なんてしたことないのに出ていくように頼む?」
と反論されます

お塩をとってとも
1セント貸してとも
洗濯を取り込んでとも
お産の時に背中をさすってとも
頼んだことがないのに


このセリフ静かに話されますが
とてもささりました

男に頼むのは非現実的
家庭や職場でこういうふうに思ってる人多いのではありませんか

議論の途中で笑い出す

彼女たちはシリアスな話し合いの時に急に笑い出します
嫌な事を言われたときや反応に困ったときにて笑ってごまかすことありませんか?
私はあります

後でなんで反論しなかったんだろと思いますが、
どの会議にでても女性は少数派で、
まだまだ発言しにくい雰囲気です

アカデミー賞脚色賞受賞

この作品を調べていくと
アカデミー賞脚色賞受賞
脚本サラポーリー
ブラットピットのplan B制作
フランシスマクドーマンドがプロデュース+出演 
彼女のこの作品を世に出したいという思いがこちら

すごいタッグで成り立った作品であることがわかります

まとめ

私としては多くの人に見てもらいたいですし、共感が多かったですが、途中で飽きてしまう人もいるかなと思う作品です

場面はあまり変わりませんが
しっかりと物語が語られていきます

違う国の違う信条をもとにした関係ない話のように思えますが、身近な話と思えるところも多いです

途中出てくるトラックの運転手がブラットピットだったような気がするのですが、
見た方はどう思うか教えて下さい

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