見出し画像

心療内科に行きづらいあなたへ。

私は過去に何回か通ったことがあります。これは私の経験談なので、みなさんに当てはまるわけじゃないと思います。でも、もし病院に行く勇気が出ないのであれば、少しでも参考になればと思い書き記しています。(下の方に個人的なアドバイスを書いていますので、経験談は飛ばしてもいいです)

1.わたしの経験談

2.心療内科へ生きづらいあなたへ

1.経験談

1回目は学生のとき。すごいショッキングな出来事があり、かつ勉強のストレスなどの要素が重なって、つらい時期だった。逃げちゃダメだと、自分にプレッシャーをかけていた。

今思えば、服装を全く気にしなくなる、ジャンクな食べ物に走る、集中力がなくなるとか、兆候は出始めていたと思う。

ある日の朝、何かが「プッツン」と切れた気がして、何もする気がなくなった。その日から心がぽっかりした感じ。

しばらく、精神不安定な日が続き、母に病院行ったらと言われた。その後、半年くらい休んで、その後は働きながら一年半くらいは通院していたけど、まだ早期の対応だったので、かなり悪化する手前で対処できたと思っている。

ーーーーーー

2回目のきっかけは、リモートワークを始めて、連絡が一日中来る状態になり、心が休まらなかったこと。LINEやSlackが常にON状態で、悩みやすい性格が相まって、仕事のことが一日中頭にあった。

すると無性に頭を叩きたくなった。
これも一種の自傷行為らしい。悩みや不安で、考えがまとまらなくなったとき、頭がぼーっとするくらいにバンバン叩くと、心が収まった。でもそれと同時に悲しくなった。

「いつまで、こんなことやってんだろう。脳おかしくなるんじゃない?」 頭の危険を感じて自主的に病院へ行った。

この時も病院に早めに行ったので、薬の処方とカウンセリングを受けて、かつ仕事のペースがつかめてきたのもあって、何とか落ち着いた。(しかし、3回目へ続く。)

ーーーー

3回目は、2回目が落ち着いてから。職場で急に辞める人が出て、別の仕事をしていた私は急に後任を任された。まったく別ポジションで、経験のない所にポンと入ったので、ついていくのが精一杯で、かつ長時間労働で毎日睡眠不足になった。

それでもやりがいはあったし、この仕事自体はいい経験になるだろうとか、なんとか自分にムチを打っていた。

今回は、心より先に体がおかしくなった。胸と喉の苦しさから始まり、動悸が一日中するようになった。病院で色んな検査をしても、コロナ検査をしても、何も異常はなかった。

身体が毎日不調だと、心もおかしくなってくるわけで・・・。それで、家族や彼氏から、病院に行きなさいと言われ、2回目と同じ病院に行った。仕事の引継ぎをする気力すら残っていない状態だった。

ーーーー

このように、調子が悪くなる兆候は色々。メンタルからくる場合もあれば、体調が先に悪くなる場合もあります。

現在は、状態は良くなりました。私は思い悩みやすい性格だと分かっているので、自分の思考のクセとか、認知のゆがみを、少しずつ改善していこうと努力しています。あとは、自分の合う環境を理解すること。

心療内科へ生きづらいあなたへ

1.とりあえず行ってみて

まだ、心療内科へのハードルが高い方がたくさんいると聞きます。お腹がいたい、風邪だ、と同じスタンスで病院に行ってみてください。異常がなければ安心、それでいいんです。

もしYoutubeやブログで誰かの経験談を見て、あの人より私は軽症だから大丈夫だ、とか人と症状を比較しない方がいいです。自分の不調に目を向けてみてください。

放置すると、うつ状態が悪化するかもしれません。まだ病院に行く気力があるうちに、まずは相談してみてください。

2.通いやすさも大切

通いやすいところ、と言うのは一つのポイントです。もちろん先生との相性もありますので、良い病院を選びたいところです。ただ、とりあえず薬をもらいに行くのに、長時間かからない場所とか、気分が悪くなる場所を避けるとか、そういう要素も大切です。

私は、ある程度大きな駅の近くの病院にして、帰りにご褒美としてカフェによって帰っていました。

3.泣いてもいい

病院に行って、つらいことを話したくない、泣くのが恥ずかしいという方もいますよね。私もそうです。
ただでさえ辛い思いをしてきて、それを赤の他人(医者ではあるが)に話して、いい大人が大泣きして。嫌ですよね。

でも、きっとあなたはやさしい人で、真面目で、普段は自分の弱さを隠して、頑張ってふるまっている方です。辛くても耐えようとしている、強い人です。

だからこそ、医者とカウンセラーに吐き出してみてください。客観的にあなたを見てくれるはずです。私は状態が落ち着くまで毎回泣いてました。

もし、感情的になって上手く話せないという方は、病院へ行く前に日記やメモに、気持ちを箇条書きにするのもおすすめです。とりあえず、何があったのか、感情を書きなぐってください(まとめる必要はなし)

今は、自立支援医療というサポートもありますので、金銭面の負担を抑えることもできます。
まずは、あなたの心と体が大事です、ほんとに。


〔雑記〕私はゴッホの絵が大好きです。初期の鉛筆画から、亡くなる直前のカラフルな絵まで。彼の線から力強さと、ときに悲しさを感じるのです。彼は精神を病んでも、絵描くことを追求した。彼の生きることへの探求心を感じるのです。

旅を通じた人との出会いや、旅でしか分からない気づきを大切にしています。 リモートワークしながら旅ができる生活を模索中。 ニュージーランドでワーキングホリデー済、一人旅・ヨガ・家庭菜園好き