コロナ以降、時間ができた。

デメリットは収入ダウン。

でもこれは固定費を下げ、

支出を見直すことで案外簡単に解決できた。

一方最大のメリットは、自分と向き合う時間ができたこと。

自分の心が感じたことを、素直に受け入れられる様になったこと。

そうして気づいたのは、心は正直だということ。

少しでも無理や気が進まないことをやろうとすると、体が変調をきたす。

気分がすぐれなくなる。

誰にだって、そして私も以前もそんなことはあったのだがその時は原因がわかっていなかった。

今は原因はわかっているので、「そっかー嫌だったんだね」と自分に言ってそっと距離をとっている。

反対に思考は嘘をつく。

本当は嫌なのに

お金のため

実績のため

迷惑かけないため

次の仕事のため

を考え、「やるべき」と判断する。

それに従うと、たとえうまくいったとしても、どこかで安堵感はあっても充実感がない。

最近高校での講演の仕事を再開している。

講師契約をしている仕事のため、そんなに単価は高くない。

ただ出張を伴うため、旅好きの私にはありがたい仕事だ。

しかし最近はオンライン開催も増えてきて、先日は画面越しに高校生達に向かって質問しながら問題を考えてもらいながらお話をした。

資料作成時からその講演の様子が描けていたのできっとうまくいくと思っていたがとても熱心に聞いてもらえた。

その仕事終わりオフィスを出て瞬間に私の口からポロッと

「あーこの仕事好きだわー」

という言葉が出てきた。

まさに心の声。

何も意識してないのに、勝手に心が感じたことが口をついて出た。

そして「そっかやっぱりこの仕事好きなんだね。

だから長く続いてるんだね」と思考で納得した。

そう、これこれ。

この感覚が大事なんだと思う。

心が先。
思考があと。

心はいつでも本音を教えてくれるのに、それを自分が受け取らならないのはもったいない。

以前はお金のため

今後の仕事のため

などの実利的な判断が大事だったけど、今は自分の充実感と満足度によって選択していく時代に入った気がする。

もちろん何を選び

何を大事にするかは

その人次第で何が正解なんてない。

ただ毎日「幸せだー」と思って生きること以上に私は大事なことはないと今は思っている。

コロナの「おかげ」で

私は自分が何を求めているのか、心の声を聞ける様になった。

大収穫だと思う。

心の声を聞くOJTもそろそろ終了のような気がする。

こんな気持ちになるなんて、全く想像ができなかったけど、未来はいつだって見えないし、

新しいことが待っている。

ずっと同じなんて私は無理。

だからこそ本当にありがたい。

全てに感謝だ。