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ことばがうまくまとまらないんじゃなくて、 ことばがぽつぽつ、雨粒のように、貝殻のように、割れたガラスのように、 足元に散らばって、 拾い集めたらそれはそれではなくなってしまうから… もっと読む
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記事一覧

カタンコトン

古い車両がゆらゆら、カタカタ。 前後に、左右に、上下に、くるくる回って。 微かに誰かの甘…

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10日前
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予言

分かりやすく言うとね 祝福と呪いに明確な違いはなくて 蒔かれた種が実るだけのこと 筋書きな…

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2か月前

2杯(🐏)眩

習慣的に画面をタップする 13:48 そろそろ本日2杯目のインスタントを淹れてもいい頃合いだ…

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3か月前
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「その日々は夢のように」

重さに耐え切れず 放り出してしまった 愛に似た何か 罪とは 芽生えて捻れて繋がっていくの…

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3か月前
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君はフィクションが書けない

回る猫に落ちる鍵 カチャン 雪が残った木々に囲まれた道を進む 下り坂のウインターブルー …

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5か月前
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空白越し

僕はいつもあの窓際の席に座り、窓の外を眺めている。 誰かがドアをノックするのを待っている…

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5か月前
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「色のない放課後」を聴くと海が部屋から溢れる

♫ANANT-GARDE EYES 「色のない放課後」 ・ ・ ・ 海が。 いつの間にか溢(あふ)れていた。 少女の部屋から。 水位が、 ベッドより、 勉強机より、 本棚より、 窓より、 高くなっていく。 本とノート、 鉛筆とボールペン、 ぬいぐるみと枕が、 水の中で浮かんでいる。 ついに外へ溢れてゆく。 水位が上がってゆく。 街が水没してゆく。 知らない生物が泳いでいる。 何故だか怖くはない。 深い青色のクジラ。 少女の閉ざされた瞼。 そっと手を伸ばす。 温度

靄がかかった夜は海の底

雨が降り、水気が空気に満ちる。 靄がかかった公園。 街灯と照らされた色は朧げ。 木々の影…

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6か月前
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