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影響を受けやすい私の奥さん

先日、テレビで「すずめの戸締り」がやっていた。


劇場公開されていた時期は新海誠作品ということもあり、盛り上がっていた印象だが、私は観ることはなかった。


どちらかというと、ダイアンのラジオでの方が印象に残っている。

「マーニーマウント」と同時期にやっていた人気コーナーのため8割くらいの人は知っていると思うが、

ダイアン津田が「すずめの戸締り」のことを「扉の開け閉め」と言い間違えたエピソードにちなんだコーナーで、絶妙な言い間違いをリスナーから募集して、ダイアンの2人が答えを予想するみたいなものであった。

奥さんは、ダイアンのラジオを聴いていない珍しい2割の方の人間なので、絶対知らないのだが、「すずめの戸締りを」見ている奥さんに、

「あ、扉の開け閉めやってるやん」と声をかけた。

「ん?なんか違うけど、そうやで」

まあ、ラジオを聴いていなければこのような反応になるだろう。

ただ、奥さんは影響を受けやすいという特徴を持っているので、

「あれ?ほんまはなんやっけ?」

と、混乱していた。

「すずめが開け閉め?」

開け閉めに引っ張られていた。

「すずめの涙?」

今度はすずめに引っ張られていた。


「すずめの涙って意味わかる?」

一応聞いてみた。

「聞いたことあるけど、意味は分かってない」

すずめの涙で、新海誠がどんな作品を作るのかは気になってしまった。


私は、録画していたこともあって、リアルタイムでは見ずに先に寝てしまったので、次の日奥さんに、

「どうやった?」と聞いてみた。


「鳥の餌みたいな映画やんな?」



もはや原型を留めていなかった。


まだダイアン津田の言い間違いの方が、映画のタイトルを推察できそうであった。


確か、奥さんは、顆粒の和風出汁のことも、鳥の餌って言ってたなー。

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