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pieces of a woman

死産、裁判、夫婦・家族間の問題という出産を軸にした内容。
経験していないが、十分伝わった。。。経験者は、より痛烈に感じてしまう題材なのかと。

冒頭の出産シーンや出産後に母乳が出てきてしまうシーン、胸の炎症を抑えるために冷やしているシーンなど、かなりリアルな演出になっていた。出産は医師や助産師、母親の力だけではなく、赤ちゃん自身の生命力や生まれ出ようとする力が必要であって、命というものの尊さや美しさが描かれていた。それほど、制作者の真剣なメッセージだと感じ、命を育み産むことは簡単なことではないのだと改めて感じた。

マーサが出産時に感じたリンゴの香り、それが生まれてきた唯一の娘の記憶。それからりんごの種を発芽させていくシーンはとても印象深いかった。

何もかも嫌になって閉鎖的になっている娘を立ち上がらせようと、必死に支える母親がとてもグッときた。最後は娘が母親を支えていたな。

セクシャリティーかつマイノリティーな内容であるが、こういったことを身近に感じさせる本作に賞賛。

『あなたの思いをぶつけなさいよ。ありのままを話さなきゃ。でないと乗り越えられない。立ち止まったままよ。前に進まなきゃ』
#movie #映画#私という名のパズル#piecesofawoman #ヴァネッサカービー#netflix

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