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【洋風饅菓 あまおう苺ミルク】続!!日本全国のミルクまんじゅうを全部取り寄せて食べる

これまでのあらすじ:
博多通りもんの影に隠れた日本全国のご当地「ミルクまんじゅう」を探し求め、60種近くを食べ比べたライターのるゆにつ。
一通り食べ終えて安心していたのもつかの間、まだ見ぬミルクまんじゅうが我も我もと押し寄せてきてーーー!?
るゆにつは乳菓を制し、今度こそマイベストミルクまんじゅうを決めることができるのか。
バター、練乳、生クリーム。乳製品にまみれた聖戦が今、再び開幕。

戦いの模様はこちらから

文明堂:洋風饅菓 あまおう苺ミルク(東京都)

大人になってから自分でよく買うようになったものの一つに”フルーツ”があります。
野菜などは年中季節を問わず買えるものも多い中で、果物だけは旬にしか食べられないものが多いと思います。
短い盛りの中で、熟れているのはどれか、甘いのはどれか、と顔のいいものをひとつひとつ選ぶのはとても楽しい時間です。

中でもいちごは、この時期様々な種類が店頭に並んでいるのでうきうきしちゃいますよね。
そしていちごの中でも群を抜く甘さ、そして赤さで目を引くのががそう、福岡が誇るブランドいちご、あまおうです。

~AMAOU~

あまおうとは「いちごの王様」と呼ばれ、その名前は

  • かい

  • あるい

  • おきい

  • まい

というどストレートな特徴の頭文字から取られていることはみんなご存知ですよね。
その名に恥じることなく、濃い赤色でまん丸、みずみずしい大粒で、うまいのがあまおうです。

そんないちごを使用した春にピッタリのみるくまんじゅうが、今回ご紹介する洋風饅菓 あまおう苺ミルク

「3時のおやつは文明堂~♪」でおなじみ、カステラといえばまず誰もが思い浮かべるであろう老舗文明堂の、季節限定のお菓子です。

ミルクあんにあまおうのピューレを混ぜ込み、甘さと酸っぱさのバランスは絶妙とのこと。
いちごとミルクあんの相性の良さは以前紹介した干支まんじゅう 辰蔵でも証明済みなので、これは期待できます!

パッケージにもある、生地の「ふわもち」とはどんな感じなのでしょうか。
さっそく食べていきましょう。

実食!

おへそがかわいい

でっかい!
そして開けた瞬間から濃いいちごの香りが漂います。
あかちゃんのお腹やほっぺたのようなむちむちとした柔らかさで、これは確かに「ふわもち」ですね。スクイーズみたいだ。

切ろうとするとさらに「ふわもち」の意味を実感することとなります。

ムギュッ……

ふかふかでありながら密度もあって、むぎゅっと刃を押し返してくる弾力。
他のミルクまんじゅうでは感じたことのない感触で、これはカステラ作りで培われた文明堂のノウハウが詰め込まれているのでしょう。

あんがいちご色だ~~~~。
辰蔵がミルクあんの中にさらにいちごジャムを包む構造だったのに対し、あまおう苺ミルクはもうあんがいちご色に染まっています。

生地の断面も本当にカステラのよう。幸せになる黄色さですね。

食べてみるとあんはいちごの味が濃く、和菓子を食べたときに感じるもったりした感じはほとんどなし。
むしろみずみずしさに驚かされました。

生地はカステラっぽくもパンのようでもあり、それでもこれは確かに「おまんじゅう」でまさに”ふわもち”。
歯切れがもちっとしていて楽しい食感です。

餡のミルキー度…★★★
香り…★★★★★
全体の口溶け…★★★★
皮との一体感…★★★★
ふわもち…★★★★★

まとめ

いちごのお菓子はこのシーズン数えきれないほど出ていますが、ここまでいちごそのものを味わうことができるものは珍しいのではないでしょうか。

甘酸っぱくてもちもちした食感が嬉しいので、もう一つ、もう一つと食べてしまいたくなりますが、こちらのあまおう苺ミルクは季節限定。

年中気軽に買えるわけではないという歯がゆさが、より春を心待ちにさせます。

春生まれのくせに春はソワソワするので苦手でしたが、ここ最近はミルクまんじゅうを通して季節の移り変わりを心待ちにする理由がいくつかできてきました。
大人になるのも悪くないですね。

それではまた次回🌕

今回のお店:洋風饅菓 あまおう苺ミルク(文明堂)

※現在は販売期間外です。

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