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テレビの事例に見る、世の中の変化のインパクト

どうも、ウクモリ ヒロオです。

先日、ベットで寝そべりながら動画サイトでザックさんの動画を観終わって、いざ就寝・・・というタイミングで、ふと気づいたことがあります。それは、今では当たり前になったスマートフォンで動画を観るという行為が、とてつもなく凄いことだということ。

私が子供だった頃は、一家に一台テレビがあったとはいえ、まだ白黒のテレビも置いてあった記憶があります。長い間、当たり前だったテレビを観るという文化。家庭でのエンターテイメントといえばテレビ番組・・・決まった時間に決まった番組を見る・・・その流れがビデオ録画やファミコンなどのゲーム機の登場で大きく変わりました。ただ、「テレビで」楽しむという文化に変わりありませんでした。

パソコンの普及もありましたが、インパクトが大きかったのはスマートフォンの登場だったのではないと、私は感じています。LTE(3G回線)の普及で、スマホで高速通信が可能になった時、私はワンセグでテレビが観られる機種を選択しました。外でテレビが観られる・・・カーナビのテレビとも違い、電波さえよければ、いつでもどこでもテレビ番組が観られるのは、とても新鮮でありがたく感じたのを今でも覚えています。電車での移動中に録画した番組を見る・・・そんな流れが自然と出来上がりました。

ただ、スマートフォンの機能が高性能になると、今度は視聴対象が動画サイトへと移行。いよいよ、テレビというキーワードが、他にその地位を奪われる状況となり始めました。F1のように、気が付けばDAZNでお金を払ってでも観たいコンテンツが出てくると、無料で見られるにも関わらず、テレビを観る機会が激減。今、本当に限られたドキュメンタリー番組以外、リビングに行くことが無くなりました。

私の会社は、ブラウン管テレビの基幹部品を作っていました。アノードキャップと呼ばれるゴム部品、一時期は世界シェアの50%が松山工業製でした。中国でゴム成形工場を2ヶ所有していた時期もあります。ただ、ブラウン管テレビが液晶テレビに置き換わり、日本製の液晶テレビが他の国にシェアをどんどん奪われている状況下、私はかなり早い段階で海外生産を止める決断をしました。

私の会社は、ありがたいことにお客様に恵まれているため、そんな状況でも生き残ることが出来ました。だからこそ、新たなフェイズをと様々な取り組みをしています。冒頭から述べたテレビ文化の変化のように、当たり前だと思っていたことが当たり前で無くなること・・・最近は以前と比べても、多くなってきているように感じます。

当たり前だと思っていることが、本当に当たり前なのか。常に時代を感じ続ける努力を怠ってはいけないなと感じます。今週も残り1日、明日はFM川口さんの「メタリックフライデー」という番組のゲスト出演することになっています。楽しんで来たいなぁと思っています。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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