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「Whole Foods」がいう「食のトレンド2021」の特徴と、日本との関係

今回はこちらの記事について、書いていきたいと思います。

テーマは「食のトレンド2021」です。

・「食のトレンド2021」の特徴

私は、記事のトップトレンド10を見て、
①健康
②「よく食べるもの」
③SDGsへの対応

という大きく3つの特徴があると感じました。

①:これはトップ10全てに通じますが、「健康」的な食品が多いと思っています。これは、人々の食品を選ぶ際の優先順位に変化が起きると、Whole Foods(以下、ホールフーズ)は予想しているからでしょう。つまり、「食べる目的は健康であるため」と回答する人が増えることになります。

②:これは、「2. 毎朝最高の朝ごはんを」「3. 定番が熱い」が主に当てはまります。
コロナ禍で在宅時間が増加し、家で食事をする機会が増えたことで、「家庭でよく食べていたもの」が「さらによく食べるもの」に変化しそうです。
家でたくさん食べてもらっても、飽きないような商品販売が求められているんですね。

③:「6. フードロスの再活用」「9. 最強 ひよこ豆」があてはまると考えます。
フードロスの再活用はもちろん、ひよこ豆はお肉に変わるたんぱく源として注目を集めることで、SDGsに繋がる側面があります。
予想にはないですが、大豆肉もより人々に認識され始めてきて、トレンドになりそうです。

・日本のトレンドにもなるのか

ホールフーズはアメリカを拠点にしているスーパーマーケットなので、コロナ禍のこの状況で商品がたくさん輸入されることは考えづらいです。

しかし、ホールフーズの親会社であるアマゾンは日本支社を持っており、日本にある商品でアメリカのトレンド予想と似たようなモノがプッシュされる可能性はあるでしょう。
もちろん、これはアメリカと日本でのトレンド予想が同じである場合に限りますが、①~③は世界中で起こりそうな特徴でもあるので、トレンドが似ることはあり得ると思います。

「トレンド≒流行」を、ホールフーズがどこまでの規模で想像しているかは分かりませんが、こういった商品を求めている人のが手に入れやすくなればいいですね。

・トレンドから考える、フードテック

トレンドを見ていて、私が「Smart Kitchen Summit JAPAN 2020」やその他のセミナーで学んだ、フードテックで生まれた商品は入っていないことに気づきました。

例えば、シンガポールでは1部販売認可されている培養肉や、さきほど挙げた植物肉、コオロギなどを使った商品がそれにあたります。

こういった商品はまだ「トレンド」といわれるほど人の手に届くものでないこと、人に受け入れられる状態ができていないことが、この2021トップトレンドをみて分かります。
SDGsの観点からだけみるのであれば、こういったフードテックを用いたモノが世の中に広まる日が早くくればいいなと思うばかりです。

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