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ちゃんと知っておきたい血糖値のお話

今回は血糖値のお話についてしていきたいと思います。

健康・食に興味がある私にとっては切っても切りきれない縁のある話なんです。

・そもそも、血糖値って何?どうやって値が上下するの?

血糖値はそのままですが、血液中に含まれるブドウ糖濃度のことです。
糖質(≒炭水化物)の摂取量によって値が変化します。

そして、体内では血糖値(正常値70~140mg/dl)が上昇するとインスリンというホルモンが分泌されます。後ほど説明しますが、血糖値が高すぎると脂肪ができてしまうので、インスリンが下げてくれているのです。
高すぎても低すぎてもダメな血糖値は我々は食べ物を食べることと、ホルモン分泌で調整している分けですね。

・なぜ、糖質の取りすぎが肥満につながるのか

先ほども説明しましたが、糖質をとると血糖値が上昇しインスリンが分泌されグリコーゲンという形に変化して細胞が取り込みます。
ただ、ブドウ糖の量が多すぎるとインスリンで処理しきれないため、中性脂肪として吸収してしまいます。これが肥満の原因になるわけです。

そして、過剰な糖質接種が続くとインスリンが分泌されにくくなってしまいます。こうなると、さらに脂肪がつきやすくなり悪循環に陥るわけです。

・甘いものを食べると目がさえるのはなぜ?逆に、食べた後眠くなるのはなぜ?

甘いものを食べると血糖値が上昇することは理解いただけたかと思います。血糖値は急激に上昇するとセロトニンなどのハイになるホルモンが分泌されるため、目がさえるといわれています。

ただ、急激な上昇は急激なインスリン分泌にも繋がっているので、血糖値が正常値よりも下に落ちてしまいます。こうなると、眠気や体のだるさ、空腹感といった症状が体に現れてるのです。これがご飯を食べた後眠くなる理由です。

・分かっていてもやめられない糖質接種

では、どうして糖質の過剰摂取をやめられない状況が生まれるのでしょうか。
それは、体が血糖値が上昇した状態、つまりハイな状態を覚えてしまっているからなんです。

先ほど血糖値の低下は空腹感も招くとしましたが、これはハイな状態にまた映りたいという脳の叫びだといえます。
たくさんの糖質をとる→血糖値が上昇してハイになる→血糖値が下がり、またハイな状態になりたいと脳が考える→おなかが空いたという信号を出す→空腹感になる→再度、食事をする
という流れなわけです。このループから抜け出さない限り、どうしても接種をしてしまうのです。

・番外編:炭水化物はコスパがいい。故に、収入が少ない人ほど不健康になりやすい。


この記事で少し書きましたが、収入が低い人ほど生活習慣病にかかりやすいというデータがあります。
ここで、生活習慣病の多くが肥満からつながるものだと仮定した時、肥満になる炭水化物を相対的に多く摂取している人が病気になりやすいと考えられます。

実際、小麦から作られる炭水化物食品は日本と同様、外国でも安く手に入りやすくお腹も満たされます。よって、収入が少ない人や食費を節約したい人ほど炭水化物を摂取し、健康レベルが低いとつなげられそうです。

参考文献
『医者が教える食事術最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』
牧田 善二 著



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